スタートアップにとっての資金調達の意義

自分たちの使命・目的、考えを整理し直していくなか、転機はすぐに訪れた。ライセンシング・ジャパンという展示会である(下写真)。

創業間もない小規模なスタートアップながら、大手とともに広いブースを使い、自社を売り込んだ。出展前の事業紹介の段階から「英語で商談可能」と案内に明記していたことも功を奏し、海外、とくに中国・韓国の業者から注目を集めた。

その際、初めて本社を置く中央区の制度融資を活用した。ちなみに、資金調達面では、ほかにも米国のクラウドファンディング「kickstarter」を活用し、世界各国853名から約720万円を調達している。

「スタートアップの初年度はどの会社も自分の構想の整理がつかないまま、慌ただしく動いているのが実態です。しかし、資金調達があったため、事業説明のために自分たちの構想を整理できたことが大きいといえます」と阿草氏。

現在は、中国のパートナーとキャラクタービジネスを流通させる実績づくりを進めている。