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2018年上半期資金調達額上位スタートアップの業績は?

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スタートアップの資金調達額は右肩上がり
ウェルスナビ
預かり資産が1000億円を超えた「ウェルスナビ」


営業収益は昨対で7倍!驚異的な加速をみせるウェルスナビ

この中で注目したい企業は成長著しいウェルスナビです。2015年4月設立の若い会社。資産運用を全自動化し、誰でも簡単に投資ができるようになっています。目標金額やリスク許容範囲を設定するだけ。あとはロボが自動で運用し、リアルタイムで成果をスマートフォンで確認できます。手数料は預かり資産の1%。今年8月に預かり資産が1000億円に達しました。申込件数は13万口座。これは米国のロボアドバイザー市場と比べても非常に早いペースです。

同社の損益状況はこんな感じです。

営業収益 純利益
2016年12月期 3億円 ▲3億5425万円
2017年12月期 20億700万円 ▲7億7637万円

営業収益が1年でおよそ7倍に膨らんでいます。半面、損失額は3億円程度の上乗せで済んでいます。販管費は3億5500円から9億6600万円に増加していますが、営業収益の増加率に比べると極めて低く抑えられています。ユーザーが爆発的に増えるにつれて、抱えるエンジニアの数も膨大になるモデルにはなっていません。完全な手数料ビジネスであり、利益率は非常に良いです。毎月積み立てる顧客の残高は増え続けるため、預かり資産と1%の手数料は膨らみ続けるというわけです。

同社は設立直後の2015年7月に最初の第三者割当増資を実施。その後2015年10月に6億円を調達。2016年7月に本格的にサービスを開始しています。2016年10月に15億円を調達。そして2018年に45億円の資金調達に成功しました。投資をしたのはSMBCベンチャーキャピタル、みずほ銀行、三菱UFJキャピタルなど。金融系キャピタルからの資金が多く、IPOを狙ってくる可能性が高いです。

営業収益を左右する預かり資産がどのような増え方をしていったのか、見てみましょう。

2017年10月 300億円
2017年11月 400億円
2018年1月 600億円
2018年5月 800億円
2018年7月 900億円
2018年8月 1000億円

サービス開始から1年ほどで300億円を集めています。そこから1年経たずに1000億円を達成しました。SBI証券やソニー銀行、JALなどと提携することで利用者が拡大しています。

資産運用ロボのお金のデザインよりも損失額が少なく、会社の舵取りは非常に上手い印象。エグジットが楽しみな企業の一つです。

麦とホップ@ビールを飲む理由

麦とホップ @ビールを飲む理由

しがないサラリーマンが30代で飲食店オーナーを目指しながら、日々精進するためのブログ「ビールを飲む理由」を書いています。サービス、飲食、フード、不動産にまつわる情報を書き込んでいます。飲食店、宿泊施設、民泊、結婚式場の経営者やオーナー、それを目指す人、サービス業に従事している人、就職を考えている人に有益な情報を届けるためのブログです。やがて、そうした人たちの交流の場になれば最高です。 ブログはこちら 「ビールを飲む理由」 


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