各部門が事業を行う上で必要な資本は本社が供給していますが、その源泉は株主から調達した株主資本と銀行などから調達した有利子負債の合計です。各部門の資本効率性向上が全社ROE改善につながります。
規模の大きくない企業の多くではBSを各部門で策定するのは手間がかかる、あるいは共有資産の配分ができない、という理由で部門のBSを策定してないと聞いています。今回は、各事業部門のBSを策定する方法をお伝えします。
全社目標のROEはPLとBS両方に関わる指標ですが、社内の部門業績目標には使いにくいという指摘もあります。
今回から第三章「それともROEで会社を変えますか?(その2:有利子負債を持つ普通の会社の場合)」の連載がスタートします。有利子負債を持つ企業のROE改善はどのようにしたらよいでしょうか。
バランスのとれたBS構造(構成)を目指しましょう。ALMの視点からも有利子負債の活用を検討していただきたいと思います。
今回は、有利子負債の効果をシミュレーションします。株主資本の一部を有利子負債に置き換えると、ROEもWACCも劇的に改善されます。
森永乳業と森永製菓は経営統合に向けて検討を終了すると発表した。統合によって、明治ホールディングスに続く総合菓子・乳業メーカーが誕生すると期待されていただけに投資家の失望は大きく、両社の株価は急落している。
「それともROEで会社を変えますか?」今回は、本社が取り組む資本効率化の施策その2として、借金経営のススメです。
「それともROEで会社を変えますか?」今回は、本社が取り組む資本効率化の施策として、余剰資金の圧縮をおすすめします。
今回から第二章「それともROEで会社を変えますか?」の連載がスタートします。無借金企業はROE向上のために何をすべきでしょうか
「ROEで社長を辞めますか」の連載第9回。中期経営計画の目標はROEだけで十分なのでしょうか。一緒に考えてみたいと思います。
森永乳業と森永製菓が2018年4月をめどに経営統合を検討していることが明らかになった。実現すれば、明治ホールディングスに続く総合菓子・乳業メーカーが誕生する。会社側の発表に先立ち「森永ホールディングス」を統合効果を試算した。
「ROEで社長を辞めますか」今回はROEからいったん離れて「株主資本コスト」について考えてみましょう。さて、株主資本コストは誰が決めているのでしょうか。
「ROEで社長を辞めますか」-連載第7回のテーマは「目標とすべきROE基準とは」です。伊藤レポートを一部抜粋しながら考察します。
「ROEで社長を辞めますか」-連載第6回は、ROEが8%を下回ると株価が解散価値レベルに落ちるというお話です。ほんとうに「株主の過大な要求に過ぎない」のでしょうか。
「ROEで社長を辞めますか」-連載第5回は、ROEの計算式が意味するところについて解説します。分子も分母も100%株主に帰属する点に注目してください。
今回はROEの向上について論じる前に、株主資本と自己資本について考えてみたいと思います。
ROEは業種やビジネスモデルの違いが言い訳に出来ない業績指標であるといえます。前回に引き続き、なぜROEに注目が集まるのかについて考察してみたいと思います。
連載第2回は、数多くある経営指標のなかで、なぜROEに注目が集まるかについて考えてみたいと思います。
ここ数年、日本企業に押し寄せる「資本効率の波」について、考察しています。なぜ再びROEが注目されているのか、ROEはどんな意味があるのか、低いROEで社長の選任議案が否決されないように、今一度、ROE向上について考察します。
本連載は「資本効率革命の波」にどう立ち向かうべきなのか、企業に融資する銀行マン、企業の経営企画・財務・IR部門の責任者そして海外機関投資家のコンサルタントという三方の立場から日本企業の経営を観てきた筆者が思いつくままにまとめてみたものです。ご参考になれば幸いです。
日本企業が世界に通用するためにはもっとROEを上げる(高める)必要があるだろう。クロス・ボーダー・ブリッジの藤原氏はROE5%未満の会社には市場参加者から社長の退陣通告、会社の退場勧告が出されてきていることを現実問題としてとらえる必要があると警鐘を鳴らす。
前回に続き、「ROE(Return On Equity)」について考えてみる。ROEは経営スタイルによって左右されるとビズサプリの公認会計士 三木 孝則氏は指摘する。
今回は「ROE(Return On Equity)」について考えてみる。ROEは投資家の好む指標ではあるが、企業の状況を確認するツールであり、それが目的化してはいけないとビズサプリの公認会計士花房幸範氏は語る。
今回のテーマは「企業経営での負債の意味」について。大手たばこメーカーのフィリップモリスが実は債務超過であることをご存知だろうか。自社株買いで自ら債務超過の道を選んでおり、株価も好調だ。負債を使った買収スキーム(LBO)もご紹介する。