銀行合併のニュース記事一覧

【尼崎信用金庫】「猛虎よ再び!」のいちびり精神が地元金融を支える|ご当地銀行のM&A

【尼崎信用金庫】「猛虎よ再び!」のいちびり精神が地元金融を支える|ご当地銀行のM&A

兵庫県の県庁所在地・神戸に本社を置く有力地銀はない。歴史的には県下金融機関のほとんどが神戸銀行(現三井住友銀行)に集約され、残った第2地銀の兵庫銀行も阪神淡路大震災のあと潰えてしまったからだ。現在、阪神地区で強固な営業地盤を持つのは、尼崎信用金庫である。その強さの秘密は?

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【福井銀行】地場産業を支え続けて120年|ご当地銀行の合従連衡史

【福井銀行】地場産業を支え続けて120年|ご当地銀行の合従連衡史

繊維産業の発展に寄与するという理念を掲げ、2019年には120周年を迎えた福井銀行。明治期の国立銀行を母体とした銀行ではなく、地場の繊維業者が資金を出しあって設立。その後、地場の産業を支え、県内トップバンクとしての地歩を固めてきた。

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【百十四銀行】国立銀行と伝統産業が礎に|ご当地銀行の合従連衡史

【百十四銀行】国立銀行と伝統産業が礎に|ご当地銀行の合従連衡史

香川県を代表する金融機関である百十四銀行。その源流は行名から想像されるとおり、第百十四国立銀行である。設立は1878年。明治維新後、国立銀行条例が制定されたのが1872年であり、以後1879年までに全国で153の国立銀行が設立された。

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【北國銀行】北陸金融界の激震を礎に|ご当地銀行の合従連衡史

【北國銀行】北陸金融界の激震を礎に|ご当地銀行の合従連衡史

北國銀行は1943年の創業以来、自行が率先して行ったM&Aがほとんどなく、あえてM&Aの実績を挙げるとすれば1944年に石川貯蓄銀行を買収したことくらいだ。ただし、2003年に破綻した石川銀行の分割営業譲渡では、地元金融界に激震が走った。

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【阿波銀行】傑出した豪商の魂を継ぐ|ご当地銀行の合従連衡史

【阿波銀行】傑出した豪商の魂を継ぐ|ご当地銀行の合従連衡史

阿波銀行は1896年6月、阿波商業銀行として創業し、1964年10月に阿波銀行に行名変更した。大きなM&Aはない。では阿波商業銀行がどのような経緯で誕生したのか。この源流を探ると、徳島における傑出した豪商の圧倒的な強さが浮かび上がってくる。

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【北陸銀行】他県を巻き込むしたたかさ|ご当地銀行の合従連衡史

【北陸銀行】他県を巻き込むしたたかさ|ご当地銀行の合従連衡史

十二銀行、高岡銀行、中越銀行と富山銀行の4行合併により誕生した北陸銀行。このうち十二銀行は石川県に本店があった銀行だ。また、古くから北海道との親交も深かった。中越銀行は福井にあった私立銀行をM&Aしている。他県を巻き込む吸引力の源を探る。

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【四国銀行】隣県との創生の一翼を担う|ご当地銀行の合従連衡史

【四国銀行】隣県との創生の一翼を担う|ご当地銀行の合従連衡史

高知市に本社を置く四国銀行。地元高知はもちろんのこと他県、特に隣の徳島県において有力な営業網を擁している。その背景には、大正期のM&Aがあった。その後、四国銀行は、四国アライアンスの1行として、四国創生を実効性を生む重要な役割を担っている。

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【横浜銀行】実は日本初の金融組織|ご当地銀行の合従連衡史

【横浜銀行】実は日本初の金融組織|ご当地銀行の合従連衡史

横浜銀行の前身は1920年に設立された横浜興信銀行であり、今年で100周年を迎える。だが、その横浜興信銀行には、横浜銀行にとって“前史”とも呼ぶべき歴史がある。その源流の一滴をたどると、横浜為替会社という日本初の会社組織の金融機関が現れる。

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「メガバンク」以前、都市銀行は最盛期に15行あった!

「メガバンク」以前、都市銀行は最盛期に15行あった!

みずほフィナンシャルグループが発足したのは20年前の9月29日。都市銀行といえば、大手銀行の代名詞。現在は「三菱UFJ」「三井住友」「みずほ」「りそな」の4行に集約されているが、戦後の最盛期は15行を数えたことをご存知だろうか。

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【伊予銀行】海運王国を支える!|ご当地銀行の合従連衡史

【伊予銀行】海運王国を支える!|ご当地銀行の合従連衡史

「いよぎん」の名で親しまれる伊予銀行。そのルーツは第二十九国立銀行と第五十二国立銀行にあるが、さらにさかのぼると、明治初期に県南西部に設立された銀行類似会社にたどりつく。いよぎんは、その銀行類似会社から、どんなM&Aを経て誕生したのか。

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【きらぼし銀行】大手の間隙に放つ輝き|ご当地銀行の合従連衡史

【きらぼし銀行】大手の間隙に放つ輝き|ご当地銀行の合従連衡史

きらぼし銀行は2018年5月に設立された東京の地銀。八千代銀行、東京都民銀行、新銀行東京の3行の合併によって生まれた。東京において大手行に隠れ、ちょっと影が薄い存在かもしれないが、実はその大手の間隙に活路を見出し、着実に市場に根づいている。

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【中国銀行】凪ぐ瀬戸内に渦巻くM&A|ご当地銀行の合従連衡史

【中国銀行】凪ぐ瀬戸内に渦巻くM&A|ご当地銀行の合従連衡史

東京・大阪などの主要支店で「本店岡山市」と明記している中国銀行。岡山県や隣県の中小金融機関のM&Aを続けて成長してきた第一合同銀行と山陽銀行が合併し、1930年に誕生した。その背景には、地元の有力財閥の重鎮・大原孫三郎の存在があった。

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【千葉銀行】「働き方改革」の推進役|ご当地銀行の合従連衡史

【千葉銀行】「働き方改革」の推進役|ご当地銀行の合従連衡史

1878年に設立された第九十八国立銀行を源流とする千葉銀行。周辺の商業銀行を集約し、京葉地区の工業地帯の発展に伴って業容を拡大した。だが近年は経済・金融環境も劇的に変化。ダイバーシティの推進、経営統合とは異なる新たな連携により改革を図る。

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【広島銀行】戦禍の遺志を今に紡いで…|ご当地銀行の合従連衡史

【広島銀行】戦禍の遺志を今に紡いで…|ご当地銀行の合従連衡史

広島県には2つの国立銀行があった。尾道市に創立した第六十六国立銀行と広島市に創立した第百四十六国立銀行。両行は1920年に統合し、芸備銀行となった。芸備銀行は1945年5月、周辺他行と大合同を果たす。その3か月後、広島に原爆が投下された。

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【武蔵野銀行】アプレ地銀の次の一手|ご当地銀行の合従連衡史

【武蔵野銀行】アプレ地銀の次の一手|ご当地銀行の合従連衡史

埼玉県大宮に本店を構える武蔵野銀行は1952年4月、戦後地銀の1つとして開業した。戦後に誕生したこのような地銀はアプレ地銀とも呼ばれる。今日まで大掛かりなM&Aは見られず、他業態への進出を重ねてきた。本店の建築が進む武蔵野銀行の次の一手は?

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【鳥取銀行】青い鳥が運ぶ「地域の絆」|ご当地銀行の合従連衡史

【鳥取銀行】青い鳥が運ぶ「地域の絆」|ご当地銀行の合従連衡史

大正期に設立された鳥取貯蓄銀行を源流とする鳥取銀行のキャッチコピーは、「青い鳥の銀行です」。だが、単純に地域住民・企業、自治体に幸せを運べているかとなると、そうともいえない。鳥取県のトップバンクもまた、地域金融の再編の波に揉まれ続けている。

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【群馬銀行】相剋の街に県是あり|ご当地銀行の合従連衡史

【群馬銀行】相剋の街に県是あり|ご当地銀行の合従連衡史

群馬県を代表する銀行は、前橋市に本店を置く群馬銀行である。その創業は1932年、群馬大同銀行の設立とされている。昭和期に入ってからの創業は、比較的新しい銀行のような印象を受ける。だが、その「大同」では前橋・高崎の激しい攻防が繰り広げられた。

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【山陰合同銀行】新たな合同を結実させる|ご当地銀行の合従連衡史

【山陰合同銀行】新たな合同を結実させる|ご当地銀行の合従連衡史

「山陰合同」という名称より「ごうぎん」の名で親しまれている山陰合同銀行。その名称は、1889年に設立された松江銀行と1894年に設立された米子銀行の合併による。その山陰合同銀行が新しい合同に舵を切った。地銀のモデルケースとなり得るか。

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【足利銀行】唯一無二だからこそのフェニックス|ご当地銀行の合従連衡史

【足利銀行】唯一無二だからこそのフェニックス|ご当地銀行の合従連衡史

栃木県の地方金融機関の代表格は足利銀行である。帝国データバンク調査では県内占有率は47.4%。県内企業の約半数が足利銀行をメインバンクとしている。2003年の「足銀ショック」を経て、足利銀行と県内企業はどのような復活の道を歩んできたのか。

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【山口銀行】“健全な優等生”の新手の手法|ご当地銀行の合従連衡史

【山口銀行】“健全な優等生”の新手の手法|ご当地銀行の合従連衡史

自己資本比率は16%を超え、銀行ランキング調査でも健全性の高さが際立つ山口銀行。その源流は1878年に創立した第百十国立銀行である。創立当初の本店所在地は山口市。だが、2年後には下関に本拠を移し、百十銀行、山口銀行として成長していく。

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【茨城・常陽銀行】業界の隠れた優等生の冒険|ご当地銀行の合従連衡史

【茨城・常陽銀行】業界の隠れた優等生の冒険|ご当地銀行の合従連衡史

「都道府県魅力度ランキング」では6年連続最下位で、一見するとパッとしない茨城県。常陽銀行は、その茨城県内のトップ地銀として圧倒的な存在感を持つ。その特徴は十分には伝わっていないが、沿革・歴史を見ると豪快ともいえるM&Aを繰り返してきた。

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【西日本シティ銀行】無尽M&Aの苦行を超えて ご当地銀行の合従連衡史

【西日本シティ銀行】無尽M&Aの苦行を超えて ご当地銀行の合従連衡史

福岡県内には現在、福岡、筑邦、西日本シティ、北九州と4つの地方銀行があり、また、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)、九州FG、西日本FGと金融統合を重ねてきた。そのなかで、無尽出身の西日本シティ銀行の歴史を振り返ってみる。

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【第四銀行】両翼を広げた鷲のように|ご当地銀行の合従連衡史

【第四銀行】両翼を広げた鷲のように|ご当地銀行の合従連衡史

南北に延々と長い新潟県のトップバンクは第四銀行。明治期の第四国立銀行の流れを組む“ナンバーバンク”で、創立時の行名を残す最古の銀行として、その歴史、営業エリア、預金量や貸出金残高などを総合的に見ても、地銀の代表格といえる金融機関である。

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【佐賀銀行】風評被害を乗り越えて|ご当地銀行の合従連衡史

【佐賀銀行】風評被害を乗り越えて|ご当地銀行の合従連衡史

佐賀県のトップバンクは1955年創立の佐賀銀行。その創立は佐賀興業銀行と佐賀中央銀行の合併によって誕生したもので、この両行の歴史をたどると同行の合従連衡の実情を垣間見ることができる。その始まりは1882年創立の伊万里銀行にさかのぼる。

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【福島・東邦銀行】独自色を打ち出す|ご当地銀行の合従連衡史

【福島・東邦銀行】独自色を打ち出す|ご当地銀行の合従連衡史

福島のウォール街。その通りには1899年、東北地方で最初に開設された日銀福島支店がある。福島県のトップ地銀・東邦銀行もその一角に本店を構えている。「国策によって生まれた」銀行だが、県内トップバンクとして独自色を強めた取り組みも行っている。

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