サプライズをてこに存在感を高めるソフトバンク

2016年の政治的なサプライズといえば英国のEU離脱決定と米国の大統領選挙でしたが、それぞれの局面において(英国ARMの買収や米国への500億ドルの投資約束など)素早く反応し積極的な行動を起こしたソフトバンクの孫社長が、年末に1,000億ドルの巨大テクノロジー投資ファンドの設立を発表しました。その後、衛星インターネットのOneWebに10億ドルの投資を決めるなど、ソフトバンクの動きに世界が注目しているといっても過言ではないでしょう。OneWebは地球上どこからでも安価にネット接続できるサービスを構想しています。IoT機器のプロセッサをおさえるARMと呼応するようにIoTインフラを上空から制する布石となりそうです。スプリントがらみでT-モバイル買収への再挑戦が噂されていますが、今年はもっと大きな仕掛けがあるのかもしれません。

関連リンク トランプ大統領就任 米国でM&Aに動きそうな企業は?

最近のM&A

・InvenSenseをTDKが買収(モーションセンサ;$1.3B)
・StratoをUnited Internetを買収(ウェブホスティング;600Mユーロ)
・Gracenoteをニールセンが買収(映像/音楽メタデータ;$560M)
・RightwareをThundersoftが買収(車載GUI;$68M)
・Hexatierをファーウェイ(華為技術)が買収(データベースセキュリティ;$42M)
・The Eye TribeをFacebook/Oculusが買収(VRヘッドセット向け視線追跡技術)
・PayByPhoneをフォルクスワーゲンが買収(駐車料金決済)
・FliteをSnapが買収(広告クリエイティブ管理)

記事提供:TransCap まとめ:M&A Online編集部