M&Aアドバイザーで実績積む 昨年は「タカタ案件」手がける

UBSは日本企業による主要M&Aに最もかかわっている外資系金融機関の一つとして知られ、その中核を担うのがUBS証券です。

2017年に注目されたのが1兆円の負債を抱えて経営破綻したエアバックメーカー、タカタの案件。中国企業傘下の米国自動車部品大手、キー・セイフティー・システムズ(KSS)がスポンサーとして名乗りを上げ、タカタの事業の大部分を買収(約1750億円)しましたが、この時、UBSは買収側のアドバイザーを務めました。

また、2016年にソフトバンクグループが英半導体設計大手のアームを約3兆2000億円で買収した案件では、アーム側のアドバイザーをゴールドマン・サックスとともに担当しました。当時、日本企業によるM&Aで過去最大のビッグディールとして話題となった案件でした。これを上回ったのが今年5月発表の武田薬品工業によるアイルランド製薬大手シャイアーの買収(6兆8000億円)です。

調査会社トムソン・ロイターがまとめている「日本企業関連M&A公表案件」(上位25社)によると、UBSは2014年以降4年連続ランクインしています。2012年6位、2013年57位(ランク外)の後、2014年以降、24位、12位、7位、14位(いずれも金額ベース)と日本で存在感を発揮しています。ただ、直近の2018年上期はUBSの名前が見当たりません。後半でどこまで盛り返せるのか注目です。

文:M&A Online編集部