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米国最大の年金基金 カルパースの運用実態を追ってみる

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カルパースの運用実態を調べてみようー友好的アクティビストファンドとの関係

実は、カルパースが2003年に2億ドルを出資しているタイヨウファンドが、かなり日本株を買っています(一般的に友好的アクティビストファンドに分類されます。自身のホームページでも"Friendly Activist"と名乗っています)。

早速、データベースで検索すると、大量にヒットします(保有者名は「タイヨウ・ファンド・マネッジメント・カンパニー・エルエルシー」です)。

最後にタイヨウファンドが提出した大量保有報告書の保有割合が5%を超えているものについて整理してみると、以下のようになりました。

※証券コードをクリックすると、保有者一覧のページにリンクします。

証券コード 会社名 時価総額(億円) 保有割合(%) 保有額(億円)
3046 ジンズ(旧ジェイアイエヌ) 1,500 6.17 93
4587 ペプチドリーム 4,000 5.07 203
6146 ディスコ 6,600 5.11 337
6728 アルバック 2,800 4.8 134
6754 アンリツ 1,500 5.45 82
6789 ローランド ディー.ジー. 300 21.65 65
6810 日立マクセル 1,200 8.21 99
7732 トプコン 2,100 5.75 121
7915 日本写真印刷 1,500 7.21 108
8508 Jトラスト 1,000 11.85 119
8848 レオパレス21 1,800 5.24 94
  保有額計     1,454

※保有割合は最後に報告された時点のものであり、時価総額は現時点でのおおまかな数字です。(あくまで大まかに傾向をつかむためのものです)

このファンドの運営は、タイヨウ・パシフィック・パートナーズLP( ホームページはこちら )で、カリフォルニア州境のワシントン州カークランドが拠点です。

ホームページをみるとこのタイヨウというのは日本語の「大洋」のことのようで、どうもカルパースの日本株向けファンドととりあえず見ておいて良さそうです。

なお、これらの保有割合は有価証券報告書の大株主欄の数字とあまり一致していないのですが、有価証券報告書は上場企業側が把握している株式ですので、株券の名義変更をしていなかったりすると上場企業側には分からないので数字が合わないことになります。

さて、これらの保有側の合計でも1,500億円程度です。大量保有で開示義務のない保有額も当然あると思われますが、それにしてもカルパースの投資額とかなり乖離しています。

そのヒントは、タイヨウファンドが過去に投資してきた銘柄の中にありました。

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