3-2.”取得企業の株主”の会計処理

取得企業の株主は取引当事者ではないため、原則として仕訳は発生しません。

しかし、株式交換により著しい持ち分変動が生じ、子会社株式または関連会社株式がその他有価証券となる場合については、時価の洗い替えを行い、交換損益を認識します。

(設例4)
・非上場会社L社が発行済み株式の55%を保有する上場子会社M社は株式交換により他の上場会社であるN社を買収したが、N社の時価総額がM社よりもはるかに大きかったため、株式交換後のL社の持ち分比率が10%に減少し、M社はL社にとってその他有価証券に該当することとなった。
・L社が保有していたM社株式の簿価は2,200百万円であったが、株式交換日における時価は1,800百万円であった。

(設例4の会計処理)
2,200百万円の子会社株式を1,800百万円のその他有価証券に振り替え、差額を交換損失に計上します。

(借方) その他有価証券 1,800百万円     
(貸方) 子会社株式 2,200百万円     
交換損失400百万円     


3-3.”被取得企業”の会計処理

被取得会社は取引当事者ではないため、個別会計上は仕訳なしとなります。
(仕訳なし)