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【現場の声】きのこ総合企業グループトップが語る。M&Aに至った経緯や今後の経営方針

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※画像はイメージです

企業風土や価値観を共有できる相手を
見つけることがM&Aの重要なポイント

ーーM&Aを成功に導いた要因があれば教えてください。

 振り返ると、成功の最も重要なポイントは、専門家の方が当社の風土と相手先の風土との共通点を理解した上で、企業相互が同じ価値観を持っている、同じ考え方ができているという点を調整・結び付けてくださったことだと思います。

 また、両社だけでなく、先方の親会社アドバイザー、金融機関など数十名もの関係者がいましたが、それを専門家の方がスムーズに調整し導いてくれたことも非常に大きかったと感じています。

ーー買収によってどのような効果が生じていますか。

 アーデンは業歴の長い会社で、1976年にレナウンの子会社のレナウンフーズとして設立されました。これまでに積み上げられた、さまざまな加工に関するノウハウを保有されており、いろいろな情報や新しい発想を得ることができています。食品製造における品質管理の技術や考え方も非常に勉強になり、人事交流も深めながら身に付けています。

 事業としては、従来は外注していたベンダー向けの「きのこの水煮」の製造について、一部内製化をしてもらっています。これを来年には数十トンに拡大する予定です。さらに今後は、最終消費者向けにホクトブランドの加工食品を開発・製造していきたいと考えています。

ーー今後の経営方針とM&Aの活用に対する考え方を教えてください。

当社は「世界のきのこ屋さん」を目指すべく、4つの柱で事業計画を立てています(表)。その中でも、2番目の柱として掲げている加工商品事業の拡大は特に大きなテーマであり、そのためには今回のアーデンのような製品開発力のある会社のノウハウが必要です。いろいろな取り組みを通じて、これまで食卓の脇役だったきのこを主役に持っていきたいですね。

ーー本日はありがとうございました。

M&A情報誌「SMART」より、 2015年1月号の記事を基に再構成
まとめ:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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