【M&Aの現場】ドラッグストアを支えてきた夫婦の決断

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会社は好調。しかし後継者不在、夫の健康など、
これ以上問題を先送りにはできない
 日本海を望む地方都市で武田雅夫・佐恵子夫妻(仮名)が営むドラッグストアチェーン「タケダ薬局」(仮称)は、10店舗、売上高50億円。どの店舗も業績好調であったが、後継ぎはいない。

 経理・総務関係の仕事を一手に引き受け、社長の雅夫を支えてきた妻・佐恵子は、日々の業務に追われて後継者問題に対処する余裕がなく、大切に育ててきた会社を手放す決心がつかない夫を見て、このままでは問題が先送りになるばかりだと思い、情報収集を始めた...

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