日本では銀行、証券、生保が活動

日本拠点を置くビル(東京・東新橋)

日本では現在、クレディ・アグリコル銀行(支店)、クレディ・アグリコル証券(支店)、クレディ・アグリコル生命保険(日本法人)の3社が活動し、いずれも東京・東新橋の汐留住友ビルにオフィスを置きます。このうち「証券」は1987年に設立されたクレディ・リヨネ証券東京支店を前身とし、「銀行」と連携し、企業の資金調達(コーポレートファイナンス)、株式発行の引き受け、M&Aのアドバイザー・アレンジャーなどの投資銀行業務を展開しています。

「生保」は2006年設立で、銀行窓口向けの商品を専門に販売しています。フランスでは銀行業務と保険業務の両方を扱う“バンカシュアランス”が発達し、クレディ・アグリコルはそのパイオニアとして知られています。近年はフランス以外でも積極的に保険事業を展開しています。

また、グループの資産運用会社として「アムンディ・ジャパン」(東京・内幸町)があります。ソシエテ・ジェネラル・グループの資産運用会社との統合で2010年に発足しました。

M&A市場の開拓が課題か

最後に、投資銀行業務のうちM&Aアドバイザー業務の取り組みをみてみましょう。調査会社トムソン・ロイターがまとめている日本企業のM&Aに関するアドバイザー業務の年間ランキング(上位25社。公表ベース)をみると、2012年の23位(金額2595億円、案件2件)を最後にランキング外。日本のM&A市場での開拓余地は大きいといえます。

文:M&A Online編集部