東芝の減損の謎
経営再建中の東芝は、子会社のウエスチングハウスが買収した米原子力事業で発生する減損損失が数千億円規模になる見込みであると公表し、話題になっています。
M&A Online
| 2017/1/25
2017.01.25
最近の負ののれんの発生事例(P/Lでは負ののれん発生益(特別利益))を少し拾ってみると・・・
H27/3月期
・KADOKAWA DOWANGO 223億円
・山喜(株) 2.3憶円
・リアルビジョン 7.4億円
H28年/3月期
・オカモト 8.7憶円
・オンキョー 2.3憶円
・東邦銀行 76億円
・ヴィア・ホールディングス 2.7憶円
・アルコニックス 20億円
意外にあるな・・・
ちなみに、KADOKAWA DOWANGOは負ののれん発生益を特別利益に223億円を計上する一方で事業構造改革費用(51億円)、のれん減損損失(58億円)を同時期に計上している。連結税前利益が134億円なので、負ののれん発生益なかりせば連結赤字となっていたことになる。
本記事は、「溝口公認会計士事務所ブログ」より転載しております。
原文をお読みになりたい方はこちらからどうぞ
経営再建中の東芝は、子会社のウエスチングハウスが買収した米原子力事業で発生する減損損失が数千億円規模になる見込みであると公表し、話題になっています。