2017年には、2兆円にのぼった最大案件の東芝メモリ売却にかかわり、買い手側である日米韓連合の一員、韓国SKハイニックスのアドバイザーを務めました。
〇クレディ・スイスが日本企業関連のM&Aでアドバイザーを担当した主な案件(※被買収側の日立国際電気のアドバイザーについた。その他は買収側のアドバイザー) トムソン・ロイターの資料を基に作成
年 | 被買収側 | 買収側 | 買収額 |
---|---|---|---|
2017 | 東芝メモリ | パンゲア | 2兆円 |
〃 | ※日立国際電気 | KKR | 1554億円 |
2015 | 米HCCインシュアランスHD | 東京海上日動火災保険 | 9253億円 |
2014 | 米ビーム | サントリーホールディングス | 1兆6161億円 |
2013 | 独グローエ | LIXILグループ | 3917億円 |
調査会社トムソン・ロイターがまとめた2017年の日本企業のM&Aに関するアドバイザリー業務(買収金額ベース)ランキングによると、クレディ・スイスは野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスに続く4位(2兆6652億円)につけています。今回は東芝メモリ案件を手がけたこともあり、前年の20位から急浮上した格好ですが、案件数も前年の9件から15件に増え、躍進ぶりをうかがい知ることができます。
文:M&A Online編集部