コムキャストはアメリカの大手ケーブルテレビ会社です。傘下に3大ネットワークのNBCがあり、映画製作のユニバーサルピクチャーやテーマパークのユニバーサルスタジオがあります。合弁で映像配信の『Hulu』を展開しています。
コムキャストは2015年10月22日に、自社のWi-Fi網に大手通信企業のベライゾンの携帯通信網を組み合わせたMVNOサービスを来年にも開始する可能性があると報じられました。
コムキャストは携帯通信事業を開始することで、ケーブルテレビ放送とブロードバンド、固定電話、携帯通信サービスの4つをバンドルして提供することが可能になるとし、提携先の候補についてはベライゾンの名前が挙がっていたようです。
ここでだれもが思うことかもしれませんが、コムキャストがいつまでもベライゾンからネットワークをリースし続けるのかということです。
コムキャストはMVNOサービスがうまくいくかどうかのお試しとしてベライゾンから携帯通信網のネットワークをリースするのかもしれませんが、今後このサービスを本格展開する可能性があるなら自社でネットワークを保有することも視野に考えるはずです。
一部報道ではネットワークを保有する経済力がなければ無線通信サービスの利点を得ることはないとの指摘する声もあります。
そのネットワークを保有する通信企業の買収相手としてTモバイルがうわさされています。
アメリカでは2強(ベライゾン、AT&T)2弱(Tモバイル、スプリント)状態ですが、近年はTモバイルが業界3位になっています。
ジョン・レジャーCEOの打ち立てた「アンキャリア」プランという破天荒な改革が功を奏してTモバイルへの乗り換えが急増。2016年6月には契約者に自社株を贈呈するという新サービスも打ち出し話題を呼びました。
また昨年の2015年6月には、Tモバイルの親会社のドイツテレコムが、Tモバイルの売却についてコムキャストと協議をしていると報じられていました。
コムキャストがTモバイルを買収すれば現在のTモバイルの快進撃をそのまま手にすることができ、コムキャストが始めようとしている携帯通信網を組み合わせたMVNOサービスも自社のネットワークで行えることになります。
どうするコムキャスト。そしてトランプ次期アメリカ大統領は大型合併を認めるのでしょうか。
本記事は、「MoneY wave」より転載しております。