施工不良問題に揺れる賃貸アパート大手、レオパレス21の株式について、英投資ファンドのオデイが1.1%を買い増し、保有割合を12.14%に高めたことが1日分かった。一貫して買い増しを進めるオデイ。その投資スタンスに注目が集まる。
施工不良問題による経営の先行き不安を受け、レオパレス21<8848>株についての大量保有報告書(5%ルール)の提出が相次いでいる。野村證券は22日、共同保有者を含めて保有割合が5.46%になったとする報告書を提出した。
資産運用会社のアルファレオが保有する乾汽船の株式(共同保有者と合わせた保有割合は22.07%)全株を手放し、同時にアルファレオホールディングス合同会社(同)が乾汽船株式の22.9%を保有したことが分かった。
レオパレス21の施工不良問題を受け、同社株式をめぐる大量保有報告書の動きに注目が集まっている。21日、米系ファンドのブラックロックがレオパレス株を一部放出したことが判明。一方で、英投資ファンドのオデイは2月以降さらに買い増す動きに出ている。
米投資ファンド、ベインキャピタルが中堅印刷業の廣済堂にTOBを開始した。廣済堂株価はここへきて大幅上昇し、TOB不成立の可能性が浮上してきた。同じ頃、旧村上ファンド系の投資会社レノが廣済堂株式にかかる大量保有報告書を提出したのだが…。
大量保有報告書は株式等保有割合が5%を超えた場合に提出が求められる書類です。そのため、M&Aが行われる場面や資産運用会社が日本企業株を買い増している場面などで登場する用語でもあります。
シンガポールの投資ファンド・エフィッシモ キャピタル マネージメントが38.99%の株式を保有する川崎汽船の2019年3月期は、2期ぶりに営業赤字に転落することがほぼ確実になった。エフィッシモ は次にどのような手を打つのだろうか。
2019年1月に提出された大量保有報告書(移転などの変更を除く)の件数は782件で、前年同月を86件上回り、前年同月の売り姿勢から、買い姿勢に転じたことが分かった。
2018年の大量保有報告書提出件数が2009年以降の10年間で過去最高になった。2018年はこれまでの最高だった2013年の1万840件を5年ぶりに更新し、2013年比13.7%増の1万2321件となった。
英国の投資運営会社であるモンドリアン・インベストメント・パートナーズ・リミテッドが提出した直近1年間の大量保有報告書の件数が7年ぶりの2ケタ台となった。ただその内訳はやや後ろ向きだ。