法務・労務のニュース記事一覧

インサイダー取引の課徴金 過去最高の1億9625万円

インサイダー取引の課徴金 過去最高の1億9625万円

金融庁は9月1日、イノテック株でインサイダー取引を行ったとして香港の投資会社・CVPホールディングスの役職者に課徴金1億9,625万円の納付を命じた。金融庁によると、内部者取引への課徴金額としては過去最高。

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【最高裁】買収防衛策で三ッ星の許可抗告を棄却 買付側の主張を認める

【最高裁】買収防衛策で三ッ星の許可抗告を棄却 買付側の主張を認める

最高裁は7月28日、アダージキャピタルによる三ッ星株式取得に対する買収防衛策(新株予約権無償割当て)で買付者側の主張を認める決定を下しました。敵対的買収に詳しい柴田堅太郎弁護士・正木達也弁護士が本件における司法判断の概要とポイントを解説します

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【M&A】東証、「公正なM&Aの在り方に関する指針」公表後3年目の開示状況を公表

【M&A】東証、「公正なM&Aの在り方に関する指針」公表後3年目の開示状況を公表

東証は2022年7月1日、経済産業省が2019年6月28日付で策定した「公正なM&Aの在り方に関する指針」を踏まえ、2021年7月1日から2022年6月30日までに公表されたMBO(14件)及び支配株主による従属会社の買収(27件)の計41件について開示状況を公表しました。

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コーポレートガバナンスを考える 株主提案から考える企業価値の創造(上)

コーポレートガバナンスを考える 株主提案から考える企業価値の創造(上)

今年の総会はアクティビスト株主による提案が増加した。わが国は、株主が取締役会に大きく権限を委譲する「取締役優位モデル」である米国と異なり、株主の権限が強い「株主優位モデル」であるため、株主提案の役割は大きい。

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急増するM&A裁判、その現況や背景は?|専門家に聞く

急増するM&A裁判、その現況や背景は?|専門家に聞く

M&Aに関する裁判例が増加の一途をたどり、事件類型の多様化も進んでいる。M&A取引を円滑に進めるためには裁判例に表れた考え方を踏まえる必要性がより高まっている。M&A訴訟の現況やその傾向や対策について、潮見坂綜合法律事務所の3弁護士に聞いた。

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日本の裁判所がカスタマーレビュー・アルゴリズムの変更を優越的地位の濫用と認定

日本の裁判所がカスタマーレビュー・アルゴリズムの変更を優越的地位の濫用と認定

東京地方裁判所は、2022年6月16日の判決において、レストラン・レビュー・プラットフォームによる一方的な格付けアルゴリズムの変更が、独占禁止法上の優越的地位の濫用に該当することを判示しました。

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コーポレートガバナンスを考える 現金保有は善か悪か

コーポレートガバナンスを考える 現金保有は善か悪か

アクティビスト株主による日本の会社へのキャンペーンは2012年以降、ガバナンスやM&A関連が増加しているが、株主還元関連、すなわち、配当、自社株買いなどのペイアウト政策に関連するものは毎年一定の割合を占めている。

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【M&A】新株発行の差止め仮処分を認める近時の決定例

【M&A】新株発行の差止め仮処分を認める近時の決定例

名古屋地裁は令和4年2月17日、新株の発行の差止め仮処分を認める決定を行いました。会社が主張する資金調達に一定の具体性が認められながらも「現経営陣の支配権維持目的が主要な目的である」として、差止め仮処分が認められた事案となりました。

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「男女の賃金格差についての開示」と「人材への投資」(続き)

「男女の賃金格差についての開示」と「人材への投資」(続き)

女性活躍推進法の省令改正が予定されており、上場会社に限らず常時雇用労働者が301名以上の企業において男女の賃金格差についての開示が必要になります。改正法令は2022年7月に施行され、3月決算であれば2023年6月頃から開示が行われます。

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ツイッターが提訴、米ウォール街史上最も注目される法廷闘争に

ツイッターが提訴、米ウォール街史上最も注目される法廷闘争に

ツイッターは12日、電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が総額440億ドルの買収契約を解除したのは不当として、デラウェア州の裁判所に提訴した。合意した価格で買収実行を命じるよう裁判所に求めた。

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アクティビストを考える アクティビスト株主による提案とその活かし方

アクティビストを考える アクティビスト株主による提案とその活かし方

三菱UFJ信託銀行の調査によると、会社法に基づく株主提案を受けたのは前年比6割増の77社、議案数は前年比8割増の292件で、いずれも過去最多となり、アクティビスト株主からの提案も前年の17社から大幅に増加し、45社となった。

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「労働者により多くの発言権を」と主張するパタゴニアで雇い止め

「労働者により多くの発言権を」と主張するパタゴニアで雇い止め

地球にはやさしいが、非正規雇用の社員にはやさしくなかった。米アウトドア用品大手のパタゴニアの日本支社で11日、パート従業員らが労働組合を結成した。雇用期間を5年未満とする「不更新条項」の見直しを求めていくという。イメージダウンも懸念される。

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コーポレートガバナンスを考える MBOや上場子会社の完全子会社化における特別委員会の役割

コーポレートガバナンスを考える MBOや上場子会社の完全子会社化における特別委員会の役割

MBO目的のTOBはなぜ不成立となるケースが増加しているのか。それは、支配株主である親会社による子会社の全部買収(上場子会社の完全子会社化)と同様、「構造的な利益相反構造の問題があるM&A」であるからである。

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ゴルフスタジアムの集団訴訟、「信義則違反」に信販業界が注目

ゴルフスタジアムの集団訴訟、「信義則違反」に信販業界が注目

ゴルフのレッスンプロと信販会社のリース契約を巡る東京地裁での約5年に及ぶ集団訴訟の一部判決が、7月に予定されている。契約当事者の誠実さを問う「信義則」が争点の約600名のレッスンプロの集団訴訟。その判決に注目が集まっている。

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【解説】東洋建設のTOB攻防戦 買収提案と防衛策の動向

【解説】東洋建設のTOB攻防戦 買収提案と防衛策の動向

任天堂創業家の資産運用会社YFOが東洋建設に対し、全株取得を目的とするTOBを予告し株式市場から注目を集めている。TOB実務に詳しい柴田堅太郎弁護士に、本事案を理解する上で重要となる事項を整理してもらった。

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ジャストプランニング株でインサイダー、資本・業務提携情報受領者に課徴金

ジャストプランニング株でインサイダー、資本・業務提携情報受領者に課徴金

東証スタンダード上場のジャストプランニング株でインサイダー取引をしたとして、金融庁は5月26日、都内の男性会社役員に課徴金1922万円の納付を命じた。

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M&A法制を考える インフロニアによる東洋建設のTOB不成立にみるTOB規制の課題

M&A法制を考える インフロニアによる東洋建設のTOB不成立にみるTOB規制の課題

インフロニア・ホールディングスによる東洋建設株式の公開買付け(TOB)期間中における任天堂創業家の資産運用会社であるヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)による「市場内買付け」が話題となっている。

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米国証券取引委員会によるSPACに関する新規則案:終焉の予兆なのか待望のガイダンスとなるのか?

米国証券取引委員会によるSPACに関する新規則案:終焉の予兆なのか待望のガイダンスとなるのか?

2022年3月30日、米国証券取引委員会はSPACのIPO及びDe-SPAC取引における開示と投資家保護の強化のための新ルールを提案しました。

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コーポレートガバナンスを考える イーロン・マスクによるTwitter買収提案にみる買収防衛策の役割

コーポレートガバナンスを考える イーロン・マスクによるTwitter買収提案にみる買収防衛策の役割

イーロン・マスク氏が2022年4月14日、Twitterに1株あたり54.20ドル(約440億ドル)で買収提案を行ったところ、Twitterの取締役会は買収防衛策を検討し、翌日、満場一致で期間限定のポイズンピルを採用したと公表した。

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M&A法制を考える マーケット・チェック

M&A法制を考える マーケット・チェック

東芝は4月21日、潜在的な投資家やスポンサーとの戦略的選択肢の提案を「募集」すると発表した。もし「募集」が「買収提案」であれば、これはマーケット・チェック(Market check)と呼ばれる。

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デラウェア州裁判所が、デラウェア州法はサンドバッギング条項を許容していることを判示

デラウェア州裁判所が、デラウェア州法はサンドバッギング条項を許容していることを判示

デラウェア州最高裁判所はこれまで、デラウェア州のコモン・ローにおいて、当事者の合意が無い場合にサンドバッギングが認められるか否かについて判断していませんでした。

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中小企業庁、事業承継ガイドラインの改訂版及び中小PMIガイドラインを公表

中小企業庁、事業承継ガイドラインの改訂版及び中小PMIガイドラインを公表

2022年3月17日、中小企業庁から、「事業承継ガイドライン」の改訂版が公表されました。現経営者目線だけでなく、事業の後継者目線に立った説明も追加されています。

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東証、SPAC 上場制度の投資者保護上の論点整理を公表

東証、SPAC 上場制度の投資者保護上の論点整理を公表

東京証券取引所は2022年2月16日、「SPAC上場制度の投資者保護上の論点整理」を公表しました。日本における具体的なSPAC上場制度の整備が進むことが予想されるため、議論の動向を注視する必要があります。

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株式併合により端数処理された元株主が株主総会議事録の閲覧を請求した事案に関する裁判例

株式併合により端数処理された元株主が株主総会議事録の閲覧を請求した事案に関する裁判例

今回は、株式併合に際して株式買取請求を行った者が価格決定前に仮払いを受けた場合における株主総会議事録の閲覧等請求の可否について判断した裁判例をご紹介します。

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「新たな信託ソリューションと法務」|編集部おすすめの1冊

「新たな信託ソリューションと法務」|編集部おすすめの1冊

M&Aや事業承継に関わる「議決権コントロール」をメインテーマに、問題解決につながる新しい信託について検討した結果をまとめた。信託を活用することで、企業活動や財産承継に関する問題が解決できるのであれば、日本経済にとってプラスになる。

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