HILO(札幌市)は北海道大学発の医療診断薬ベンチャー。大場雄介同大大学院医学研究院教授細胞生理学教室で開発した蛍光バイオイメージング技術を用いた薬効評価法を「光診断薬」として社会実装するため、2021年8月に設立した。
フレンドマイクローブは、名古屋大学発のバイオベンチャー。蟹江純一社長が学生時代に取り組んだ微生物の研究をベースに社会課題解決に取り組むことを目指して、2017年に設立された。「微生物を友達に」して社会課題の解決に貢献するのがビジョンだ。
AWLは北海道大学発のAIカメラソリューションベンチャー。2016年にエーアイ・トウキョウ・ラボとして発足。2015年に同大大学院情報科学研究院情報理工学専攻の川村秀憲教授との共同研究に取り組み、ディープラーニング技術の社会実装を目指す。
B‐Lab(神戸市)は、水に溶けない物質を高濃度で水に溶かす技術を開発する甲南大学発ベンチャー。同大フロンティアサイエンス学部の甲元一也教授が自らの研究成果を実用化するため、2023年1月に設立。汎用性の高さで注目されるバイオベンチャーだ。
オリシロジェノミクスは、立教大学初のバイオ医療ベンチャー。同大理学部生命理学科の末次正幸教授が開発した細胞を使わず長いDNAを効率的に合成する技術(セルフリー長鎖DNA合成技術)に関する研究成果を実用化するため、2018年12月に創業した。
イヴケアは滋賀大学発の毛髪を用いたストレスチェックサービスを提供するベンチャー。五十棲計社長兼最高経営責任者(CEO)が同大大学院教育学研究科在籍中の2019年1月、同大の大平准教授と連携し、同大の大学発ベンチャー第1号企業として発足した。
エクサウィザーズは、静岡大学発のAI(人工知能)ベンチャー。「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」ことを目指し、2016年2月に元DeNA取締役会長の春田真氏を社長に迎えて前身となるエクサインテリジェンスとして創業した。
レナサイエンスは東北大学発の創薬ベンチャーとして2000年2月に設立された。同社会長で同大大学院医学系研究科の宮田敏男教授らによる神経細胞死や神経変性に関する分子機構についての研究をベースとする低分子化合物治療薬の開発からスタートしている。
Spiberは慶應義塾大学発の新素材ベンチャー。「クモの糸を工場で大量生産する」企業として全国的に有名な「スターベンチャー」だ。同大先端生命研究所(先端研)でクモ糸の人工合成研究に携わった関山和秀代表執行役が、学生仲間たちと同社を設立した。
和えるの手がけるリブランディング事業が注目されている。同社は「伝統を次世代につなぐ」をテーマに、商品販売やセミナー、ホテルなどを展開してきた。同事業は伝統産業を支える中小企業のブランドイメージを刷新することで、再生を支援するプロジェクトだ。