政府は8日、2022年度第2次補正予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額28兆9222億円のうち、中小企業・小規模事業者等関連には1兆1190億円を配分。その半分の5800億円を事業再構築補助金の拡充に投入し、成長分野への転換を促進する。
中小企業収益力改善支援研究会は10月28日、「収益力改善支援に関する実務指針」を策定した。中・長期的な企業価値の向上を見据えた支援を明確にすることで、思い切った事業展開や円滑な事業承継などにも舵を切れる経営体制の整備につなげるのが狙い。
中小企業庁は10月28日、2021年度事業承継・引継ぎ支援事業に関する事業評価報告書を公表した。全国48カ所にある事業引継ぎ支援センター全体の活動実績は前年度を上回ったが、実績不足で最低のC評価に終わったセンターが4分の1に上った。
政府は10月28日、物価高騰対策を目玉とする新たな総合経済対策を閣議決定した。新しい資本主義の実現に向け、中堅・中小企業に対し、複数年度にわたる継続的な事業再構築や円滑な事業承継を強力に支援する施策などを盛り込んだ。
東京商工会議所は10月18日、「東京都事業承継・引継ぎ支援センター」の2022年度上半期(4~9月)の相談・成約実績を公表した。小規模企業の譲渡(売り手)相談が増加する一方、譲受(買い手)相談は減少した。成約件数も前年度同期を下回った。
中小企業庁は2021年度補正予算「事業承継・引継ぎ補助金」(3次公募)の申請受付を開始した。11月24日まで。また、M&A支援機関の登録申請受付も開始した。公募期間は2023年2月13日までで、登録の有効期限は6月末。
中小企業庁は9月21日、2022年度「中小企業再生支援・事業承継総合支援事業(後継者ネットワーク構築事業)」の実施機関を、一般社団法人ベンチャー型事業承継に決定した。事業承継の機運を高め、承継後の企業の成長を促す仕組みづくりを担う。
経済産業省と財務省、金融庁は9月8日、中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジを促す総合的な支援策を加速させる「中小企業活性化パッケージNEXT」を策定した。「NEXT」では、中小企業の支援機関向けに収益力改善支援を行う方針。
中小企業庁は8月31日、有識者による「中小企業収益力改善支援研究会」を発足した。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、増大する債務に苦しむ中小企業の増加が指摘されており、実効性のある支援の展開と質の向上が課題となっている。
経済産業省は8月31日、2023年度予算概算要求・税制改正要望を発表した。中小企業対策費に1343億円を計上し、後継者支援ネットワーク事業(4億円)を新規で盛り込んだ。事業再構築を容易にするために必要な税制上の措置も検討する。