かっぱ寿司が2021年9月に1皿半額というキャンペーンを実施しました。常識外れのキャンペーンに客が殺到しました。一部店舗周辺の道路が大渋滞し、16時間待ちという店舗が出たと言われています。その効果はどれだけあったのでしょうか?
新型コロナウイルス感染拡大の長期化に苦しんだ2021年の外食企業。集客に苦戦する外食企業各社は焼肉や寿司へと業態の幅を広げ、テイクアウトやデリバリーなど多角的な事業展開をするようになりました。その手法としてM&Aを積極活用する例が目立ちます。
回転ずし店「スシロー」を展開するFOOD & LIFE COMPANIESが、2022年9月期に10%ほどの減益に転じる。前年度に過去最高益となっただけに、一年での反落は気がかりなところ。どのような要因で減益に転じるのか。
FOOD & LIFE COMPANIESは、2021年4月に買収した京樽と、傘下のスシローとのダブルブランド店舗を、2021年7月7日に4 店舗同時オープンする。
すし店の倒産件数が、2020年度(2020年4月~2021年3月)に前年度比1.45倍の32件に上り、2015年度以来5年ぶりに増加に転じた。倒産の多くは小・零細店で、客足の戻りつつある大手のチェーン店との明暗が鮮明になってきた。
京樽といえば、テイクアウト寿司で抜群の知名度を持つ。京都発祥で創業90年に及ぶ老舗だ。そんな業界の名門が回転寿司大手のスシローグローバルホールディングスに4月1日付で買収されることになった。実は京樽が買収のターゲットになるのは今回が初めてではない。
スシローを上場させたことで日本での知名度を増した英投資ファンド「ペルミラ・アドバイザーズ」。元三洋電機代表取締役副社長の古瀬洋一郎氏が会長に就任し、消費財、小売り、テクノロジー、産業材、金融サービス、ヘルスケアの分野で投資計画を立てています。
帝国データバンクによると2018年の人手不足倒産件数は前年比44%増の153件。2016年の72件と比較して2倍以上も増えました。サービス業は前年比52%増の41件となり、建設業に次いで2番目。定着率の悪い業種が苦難に追い込まれています。
2017年外食産業のM&A動向を語るうえで、外せないキーワードが2つある。1つは「海外進出」。2つ目は「ポートフォリオの拡大」だ。
明治35年創業のコメ卸大手、神明が寿司業界第1位のあきんどスシローの株式33%を、英投資ファンド・ペルミラから取得します。出資額は379億円。神明はすでに元気寿司を傘下に収めており、スシロー・元気の経営統合を目論んでいる様子。神明が描く未来予想図とは?