ステーキの需要が戻ってこない。アトムは2024年3月期の業績予想を下方修正した。ペッパーフードサービスも2023年12月期の業績を下方修正した。物価高による消費意欲の低下などの影響を受け売り上げの回復が遅れていのが要因だ。
旅行最大手JTBの2期連続の黒字確保にめどが立った。一方、エイチ・アイ・エスは営業赤字が続いており、通期の業績予想は未定のまま。主力の旅行事業の回復力の差が、両社の業績を分ける要因となっているようだ。
すかいらーくは2023年12月期第3四半期決算で、営業利益が通期予想の99.51%に達し、3カ月前倒しでほぼ目標を達成した。サイゼリヤも2023年8月期の営業利益が17倍ほどに拡大した。両社の本業で稼ぐ力は本物だろうか。
任天堂は2024年3月期の売上高予想を従来より1300億円多い1兆5800億円に引き上げた。ソニーグループも2024年3月期のゲーム部門の売り上げが従来予想よりも1900億円多い4兆3600億円に達する見通しを公表した。
不二家はEC(電子商取引)の新チャネル「FUJIYA Sweets.com」を開設した。すでに同社には公式ネットショップ「ファミリータウン」があるが、品揃えで差別化を図る。菓子業界ではEC化の流れが加速しており、今後のトレンドになりそうだ。
アミューズメント施設(ゲームセンターなどの娯楽施設)を運営するバンダイナムコホールディングス(アミューズメント事業)と、イオンファンタジーの大手2社の間で業績回復力に差が表れてきた。
「カラオケ ビッグエコー」を展開する第一興商と、「カラオケ まねきねこ」を展開するコシダカホールディングスのカラオケ大手2社がそろって業績を伸ばしている。コロナ禍越えもそう遠くはなさそうだ。
回転ずし大手のスシローと、くら寿司の海外部門の業績の差が鮮明になってきた。スシロー事業の海外部門の営業利益が5.41倍に急増し33億6300万円の増益となったのに対し、くら寿司は3700万円の経常増益にとどまった。
JTBが2023年3月期に3期ぶりに営業損益が黒字化した。一方、エイチ・アイ・エスは回復が遅れており、2023年10月期第1四半期も営業赤字から抜け出せていない。両社の差はどこから生まれたのか。
腕時計大手のセイコーグループとシチズン時計が3期連続の増収増益を見込む中、衝撃に強い腕時計「G-SHOCK」を手がけるカシオ計算機が2期連続の営業減益に陥いる見込みだ。