多くの日本の企業の皆さんは、PMIを「管理」だと考えています。だから経理部の人や管理部門の人を買収先企業に出向させるのです。 確かに、買収すれば連結対象の企業になるので数字や管理はマストです。しかし、数字を見ていれば会社が良くなるというものではないし、管理さえすれば、買収された企業の人たちが今までどおりに働いてくれるとも限りません。 そもそも論でいえば、売りに出される会社は何らかの問題を抱え込んでいるのです...
短期集中連載開始! 第1回は「PMIができないならばM&Aをすべきではない」。多数の大型案件に関わり、M&Aアドバイスで豊富な実績を持つ佐藤総合法律事務所代表である佐藤明夫弁護士が語る。