こんな感じになります。
昔は伝票を各科目ごとに人間が集計していたようですが、いまどきの会計ソフトは自動集計してくれます。(人間の入力ミスや設定ミスが無ければ、ですけどね。)
そうすると、もともと、仕訳には『ルール② 仕訳を切る際は「借方」「貸方」を同額にする。』というルールがありますから、必ず、借方と貸方の合計は同じになります。(これがミソです。)
ですから金額のイメージ的には(あくまでもイメージ的には「四角形」(長方形とでもしておきましょう)になる訳ですね。)
この表を、赤い線で区分します。
で、この赤い線の部分をパカッと切り離します。
資産、負債、資本を「貸借対照表」に分類し、収益、費用、つまり、資産・負債などの増減の原因を「損益計算書」に分類します。
そうすると、もともと長方形のものをパカッと切り離したので、上記の矢印の部分の長さは同じですよね。(オレンジ色の部分の大きさ)
ここが「利益」です(「損失」の場合もあります)。
いずれにせよ上記の理由(仕訳は必ず借方貸方同額)で、必ず、貸借対照表と損益計算書の利益(または損失)は一致します。
貸借対照表は、決算日の終わりの時間にストップウォッチで止めた場合の会社の資産・負債・資本を表す財務諸表です。
損益計算書は、一会計期間の利益の増減原因を集計した財務諸表です。
ですから、
貸借対照表は、決算日における会社の「いいもの」と「悪いもの」、そして「純資産」を集計したものであり、
損益計算書は、一会計期間の成績表
とも言えます。