米大リーグ・エンジェルズの大谷選手が10年で総額7億ドル(約1015億円)というメジャー史上最高額でドジャースへ移籍する。移籍は選手の「M&A」とも言える。大谷選手の移籍をM&Aと捉えれば、国内で今年何位のディール(取引)となるのだろうか?
2022会計年度(4月-3月期)の日本企業が関与するM&A公表案件は総額16.7兆円と4年連続の減少となった。案件数は32件でこのうち15件を国内案件が占めた。トップアドバイザーは野村が2019年以来3年ぶりに首位となった。
2023年第1四半期(1-3月期)の日本企業が関与するM&A公表案件は総額5.3兆円と前年同期比で18.5%増加し、2018年以来の堅調な滑り出しとなった。しかし日本関連M&A全体の案件数は1129件と前年同期比で11.1%減少した。
調査会社2社がそれぞれ集計した第1四半期の世界M&Aリーグテーブルで、リフィニティブは米ゴールドマン・サックスが、ディールロジックでは米JPモルガン・チェースが首位を獲得するという異例の現象が起きた。
2022年の日本企業が関与するM&A公表案件は15.8兆円と、前年比で19.5%減少し、2017年以来の低水準となった。また公表案件ベースのM&Aリーガル・アドバイザーは、西村あさひ法律事務所が総額4.4兆円(184件)で首位となった。
M&Aの分野でも「東京」は別格の存在だ。東京都は大阪府を5倍近く引き離し、独走している。3位愛知県、4位神奈川県、5位福岡県も不動だった。2022年のトップ10では下位の顔ぶれが入れ替わった。前年圏外の埼玉県が7位に返り咲き、静岡県が2年連続でランクイン(10位)する一方、千葉県が圏外となった。
早いもので、今年も残すところあと数日となりました。2022年の映画業界を興行収入ベスト10作品とともに振り返ってみたいと思います。
甲子園では連日、郷土の声援を背に高校球児の熱戦が繰り広げられているが、ビジネスの世界でもM&Aの健闘が続いている。コロナ禍の影響を受けながらも、M&A件数はリーマンショック(2008年)後の最多を記録した前年を上回る高水準で推移中だ。「M&A版甲子園」と銘打ち、2022年M&A戦線における各都道府県の“勢力図”を眺めてみるとー。
2022年下期入りした7月のM&A市場(適時開示ベース)が“夏枯れ”の様相を呈している。3週間を過ぎた7月22日時点のM&A件数は28件と、前年の同期間(45件)を17件下回る。一方、取引金額は253億円にとどまり、100億円を超える大型案件もここまでゼロだ。
全国で3800社を超える上場企業のうち、2022年上期(1~6月)に最も多くのM&Aに取り組んだのはどこか? M&A Online編集部が適時開示情報をもとに調べたところ、エルテスとピアズが5件でトップに並んだ。