ワクチン接種が進み行動制限の緩和が見込まれる中、海外出張や帰国者を対象にしたサービスが現れてきた。今後、海外出張の増加とともに、現地での安全確保や帰国時対応などに関するニーズも増えていきそうだ。
新型コロナの国産ワクチン開発に新たな顔ぶれが加わった。VLPTジャパンがそれで、厚生労働省が8月17日に同社に対してワクチン生産体制等緊急整備事業で143億4000万円を補助することを決めた。
3Hクリニカルトライアルは、同社が運営する治験情報サイト「生活向上WEB」で日本の製薬会社が手がける国産の新型コロナワクチンの治験参加者を募集したところ、希望者が1万4000人を超えたと発表した。
英国の製薬大手アストラゼネカが開発した新型コロナワクチンの接種が近く始まる。同ワクチンは2021年5月に承認されたが、血栓が生じるおそれがあることから、政府は当面は公的接種の対象から外すとしていた。
岡山大学は、教職員と学生を対象にモデルナ製新型コロナワクチンの副反応調査を実施した。同調査は男女半々で、若い人が多く含まれているため、接種率の低い若い世代の判断材料になりそうだ。
米国バイオベンチャーのモデルナは2021年8月12日に、同社製新型コロナウイルスワクチンが、感染力の強いデルタ株などの変異株に対しても2回目接種後6カ月間有効であると発表した。
「ワクチンは決め手にならない」-新型コロナウイルス感染症対策の「決め手」と考えられていたワクチン接種が世界中で進み、気になる知見が明らかになりつつある。それは2度のワクチン接種を完了した人も新型コロナに感染する「ブレイクスルー感染」だ。
アンジェスは開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、ワクチンの投与量を増やした(高用量製剤、濃縮製剤)臨床試験の準備を進めていることを明らかにした。
塩野義製薬が新型コロナウイルス感染症の新たな治療薬の国内第1相臨床試験を始めた。飲み薬タイプの抗ウイルス薬で、2021年7月22日に初回投与を行っており、投与後の安全性上の懸念は確認されていないという。
塩野義製薬はHanaVaxと共同で、注射をしなくても新型コロナウイルスワクチンを鼻から接種できる経鼻ワクチンの開発に乗り出した。注射の痛みから解放してくれるワクチンとはどのようなものなのか。