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西武鉄道の成立 武蔵野の台地に王国を築いた堤康次郎(前編)

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たかさくら

関東大震災後の東京と郊外住宅地を“電車”で結ぶ

武蔵野軽便鉄道は、1911年10月に資本金を100万円とし、12年12月に路線変更願を提出し、東京側の起点を巣鴨から池袋に変更した。1913年4月に着工し、2年後の15年4月に池袋~飯能間の全線約44.2kmを開業した。中間には、東長崎、練馬、石神井(現・石神井公園)、保谷、東久留米、所沢、西所沢、三ケ島村(現・狭山ケ丘)、豊岡町(現・入間市)、仏子など10駅が置かれた...

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