宮崎銀行は、以後も地域金融機関としての歩みを続ける。そのなかで、他の地方金融機関との関わりにおいて特出すべきは、いくつかの地方銀行で組織する「じゅうだん会」のメンバーとして、平成23年1月に共同版システム(個別の銀行が開発・運営していたコンピューターシステムを変更し、複数の銀行が同じシステムの活用すること)を稼働させたことである。
じゅうだん会とは、「山形銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、八十二銀行、阿波銀行、宮崎銀行、琉球銀行が情報システム共同化に関し合意した組織体」のこと...
“ご当地銀行”の合従連衡史の5回目は、岩手県。岩手県には“盛岡のウオール街”と呼ばれる中ノ橋通がある。岩手銀行赤レンガ館、もりおか啄木・賢治青春館、盛岡信用金庫本店。盛岡の中心街、通りに並ぶ往時の銀行建築群から地方金融史をたどっていく。