地域金融の連携組織「じゅうだん会」の一員として

宮崎銀行は、以後も地域金融機関としての歩みを続ける。そのなかで、他の地方金融機関との関わりにおいて特出すべきは、いくつかの地方銀行で組織する「じゅうだん会」のメンバーとして、平成23年1月に共同版システム(個別の銀行が開発・運営していたコンピューターシステムを変更し、複数の銀行が同じシステムの活用すること)を稼働させたことである。

じゅうだん会とは、「山形銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、八十二銀行、阿波銀行、宮崎銀行、琉球銀行が情報システム共同化に関し合意した組織体」のこと。日本列島を縦断するかのように銀行間の各種システムの連携を図る。長野県の八十二銀行に事務局を置き、まず、八十二銀行が昭和46年から「総合オンラインシステム」を稼働させた(じゅうだん会ホームページより)。

宮崎銀行がその総合オンライン稼働システムに加わったのが平成13年。その10年後に宮崎銀行は共同版システムを稼働させた。金融の自由化、大手行の統廃合など金融再編がかまびすしいなかで、地方銀行は地域色に活路を見いだしながらも、着々と地域間連携を進めてきたのである。

また、金融事業そのものではないが、宮崎銀行は平成24年の創業80周年記念事業として、女子陸上部を創部した。アスリートの力を活かして、地域金融機関としての社会貢献をアピールする意図もあるのだろう。その女子陸上部の当初の練習拠点は、同じ宮崎県の延岡市。県北を代表する工業都市で、旭化成<3407>の企業城下町である。