■BE IN MARKETS WHERE WE WIN

 GEといえば、1981年から2001年にかけてCEOとして采配をふるったジャック・ウェルチ元会長の「世界でNo.1かせめてNo.2になれない事業からはすべて撤退する」という方針が有名である。世界で一番手か二番手であれば市場を支配でき、製品を高く売ることが可能だが、それ以下では難しいという見方。

 また、現在GEを率いるバロンズ誌が選ぶ「世界で最も優れたCEO」の栄誉に3度輝いたジェフリー・R・イメルト会長兼CEO(1982年にGE入社)の脱金融事業の方針もあわさり、さらに世界最高のインフラストラクチャーと技術の企業を志向し、選択と集中が進む。

 そのため近年は、非中核部門であった金融・不動産部門と家電部門とメディア部門を売却し、その一方で仏重電大手アルストムのエネルギー事業の大半を買収、エネルギー・インフラの安定運用のための分析・ソフトウエア分野に投資するなど産業部門の比率を高めている。

 1984年: 資源採掘事業売却
 1976年に買収していた資源採掘企業ユタ・インターナショナル (UtahInternational Inc.)を、CEOをバトンタッチしたウェルチは上記経営戦略(No1 No2戦略)をふまえ利益がでていたにも関わらず売却し、その売却益でコア事業を強化。

 1987年: テレビ事業と医療機器事業交換
 GEのRCAブランドのテレビ・家電事業を仏テクニカラー(Technicolor)旧トムソンに譲渡、その代わり医療機器子会社トムソンCGRを取得(事業交換)しヘルスケア部門を主力事業に現在まで成長させ強化。

 1992年: 航空宇宙事業売却
 衛星レーダーなどの航空宇宙事業をロッキード・マーチン(旧Martin Marietta)に売却。

 2005年: 保険事業売却
 再保険世界5位のGEインシュランス・ソリューションズをスイス・リー(スイス再保険)に売却。