M&Aでは買収を検討するにあたり、デューデリジェンスと呼ばれる作業を行う。これは被買収企業のビジネス、財務、人材などを精査し、適正な買収価格や条件を決めるプロセスである。ラーメン店の例からも、その際には被買収企業を単体でとらえるのではなく、買収後の事業戦略を見据えた上で、その事業 戦略の実現可能性はどのくらいか、その戦略を実行することでどの程度のシナジーを創出できるのか、という観点からデューデリジェンスを実施することが重要とわかる...
日本企業が外国企業を買収するアウトバウンドの大型M&Aは活発になっている。だが、PMIがうまくいかず、思うようなリターンを上げられないケースも多い。マーサージャパン グローバルM&Aコンサルティング部門 プリンシパルで、この4月1日に部門代表に就任した島田圭子氏が語るM&Aを成功に導く人事施策のカギを短期集中連載する。 最終回は、後継育成計画について伺った。