武田薬品工業がアイルランドのバイオ薬品メーカー・シャイアーを買収のため、308億ドル(約3兆3500億円)を借り入れる。武田薬品の当期純利益は1149億円。このような数値状況で3兆円を超える借り入れを行って果たして大丈夫なのだろうか。
武田薬品工業が2018年5月8日、アイルランドの大手製薬メーカーのシャイアーを総額460億ポンドで完全子会社化することで合意した。さて、武田薬品が買収するシャイアーとはどんな会社なのか?それは意外にも「ただ買われる側の企業」ではなかった。
大林組は2011年から海外で積極的なクロスボーダーM&Aを展開し、短期間のうちに海外事業を拡大してきた。現在、大林組の海外売上比率は約25%と、国内ゼネコンでもトップクラス。「グローバル展開の優等生」といえる。そんな優等生も大きな課題を抱えている。
学生レポーター・山口萌さんがヨシムラ・フード・ホールディングスの吉村元久社長に話しを聞きました。吉村社長は「半年で3件のM&Aを行いたい」とM&Aに前向きな姿勢を示し、「日本のスイーツの会社にグループに入ってほしい」との戦略を披露しました。
新社会人のみなさんもベテランビジネスマンもつい「うっかり」間違えてしまいがちな会社名を、M&A Online編集部がピックアップしてみました。M&Aの小ネタとあわせてお楽しみください。
楽天の携帯電話市場への参入では、基地局の設置工事などに伴い、資金調達残高が2019年のサービス開始時には約2000億円、2025年には最大で6000億円規模を想定しているという。その金額が大きいものかどうか、楽天のこれまでの買収の金額、NTTドコモの設備投資額などから、あらためて考えてみたい。
2017年もあとわずか。今年発表された高額案件のIN-OUT型M&Aをまとめてみた。面白いほど企業の戦略が透けて見える。
パーク24<4666>は日本政策投資銀行と共同で、英駐車場大手のナショナル・カー・パークス(NCP)を買収した。買収金額は総計で約3億1200万ポンド(約460億円)。この買収により、パーク24が展開する駐車場は計8カ国、約120万台に増加した。今回の買収に海外メディアも注目しているようだ。
連載第3回は、国内企業が海外企業にM&Aを仕掛ける(IN-OUT)の動向について、日本のM&A動向に詳しい早稲田大学の宮島英昭教授にお話を伺った。
クロスボーダーM&Aにおいて近年重要視されている「表明保証保険」。これまで国内企業における活用事例は多くはなかったが、ここ3~4年でかなり浸透してきたという。表明保証保険の仕組みと活用事例について、マーシュブローカージャパンの羽田野 順氏に話を伺った。