医療・福祉サービス大手のトーカイは、介護用品レンタルを中核とするシルバー事業の拡充を成長戦略の柱に据える。今後、業界再編が進むとみて、M&Aを積極的に活用し、各地域でのシェア拡大を加速する方針だ。
SNS運用支援の老舗であるラバブルマーケティンググループは、M&Aを活用して事業規模の拡大を加速する。2029年9月期にはM&Aによる売上高を全体の20%にまで高める。
3Dアバター(利用者の分身となるキャラクター)を用いてVTuber市場の開拓に取り組むミラティブは、事務所などに所属せずに活動する個人VTuberを中心に、配信者支援サービスを拡充する。
建設機械の販売やレンタルを手がける中堅のワキタは、主力の建機事業とチャレンジ事業と位置付ける介護部門の拠点拡充のため、M&Aを推進する。建機、介護の両市場で拡大が見込めることから、3年間にM&Aなどの成長投資に150億円を投入する。
ピストンリング大手のリケンNPRは、エンジン関連事業の縮小が見込まれる中、将来成長を見据えた事業ポートフォリオの改革を進めている。熱エンジニアリング分野などのネクストコア事業の拡充に向けて、インオーガニック成長を積極的に推進する。
水産食品や漁業資材などを取り扱う老舗商社のニチモウは、食品加工機械事業の海外展開、フィルムやシートなどの素材事業の拡充に向けM&Aを活用する。海外事業展開の遅れを取り戻すとともに、新たな素材の市場を開拓するのが狙いだ。
中堅不動産のグッドコムアセットが建設会社のM&Aに本腰を入れる。同社は不動産の仕入れ・開発から販売、管理までを幅広く手がけているが、建設の部分が事業拡大のボトルネックとなっているため、この部分を補強する手段としてM&Aを用いる。
2025年のM&A戦線は最高潮のうちに1年を終えようとしている。件数・金額は記録を大幅に更新し、M&A史に残る大型買収、破談劇、敵対的案件など話題にも事欠かなかった。アクティビスト(物言う株主)の存在感もぐっと高まった。そこで、M&A Onlineが「2025年 M&A10大ニュース」を独自セレクトする。
三菱倉庫は課題とする事業成長とROE(自己資本利益率)の向上に向け、投資のペースを従来の2倍超に引き上げる。今後6年間で5900億円を投じ、このうち1000億円以上をM&Aに充てる。