米ゴールドマン・サックス・グループが11日から数千人の人員削減を開始する見通しだと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。厳しい経済環境に備えるという。
5月9日、ゴールドマン・サックス・グループは、特別買収目的会社(SPAC)関連事業を縮小している。ニューヨークのゴールドマン・サックス本社で撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)
2021年の日本企業が関与するM&A公表案件は21.1兆円と、前年比13.3%減少し、2017年以来の低水準となった。一方で、日本市場全体の案件数は4963件に達し、過去最多となった。
ENEOSホールディングスがM&Aで買い手と売り手を巧みに演じている。再生可能エネルギー発電の国内大手を約2000億円で買収する一方、上場子会社の非公開化で同額に近い資金を捻出する。一連の巨額取引を読み解くキーワードは「GS」と「脱炭素」だ。
米国の大手投資銀行ゴールドマン・サックスでM&Aアドバイザリー業務を担当し、日本企業が関係する大型案件を数多く手がけた服部暢達氏に、M&A市場の現状や2021年の見通しなどについてうかがった。
仏映画『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』は、社会派の巨匠コスタ=ガヴラス監督が描いた経済サスペンス。主人公マルクは日本の銀行を買収しようと画策するが、それヘッジファンドのオーナー・ディトマーが仕掛けた巧妙な罠だった。
ニュースを騒がせた大型M&Aの舞台裏を知るうえで格好の一冊。その名も『ゴールドマン・サックス M&A戦記』(日経BP社)。著者の服部暢達さんは世界最強の投資銀行とされるゴールドマン・サックス時代、日本の企業史に残る数々のM&Aにかかわった。
M&Aのアドバイザーとしても活躍する外資系金融機関。名前はよく耳にするけど、実は どんな金融機関なのかよく知らないという人もいるのでは? そこで、各社の沿革、日本 法人の情報、日本企業に関連した主なM&A案件などをまとめてみました。今回は、1869に創業、米ニューヨークを本拠地とするゴールドマン・サックスを取り上げます。
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