村松 健太郎

村松 健太郎 (むらまつ・けんたろう) 映画文筆屋

映画文筆屋

映画文筆屋。

2002年から映画館勤務で業界入り。2016年頃から映画文筆家として活動を開始。脳梗塞を患ったために杖片手に試写室や映画会社を行ったり来たりしています。映画祭の審査員やインディーズ映画の宣伝などもしていますが、興行出身ということもあって、少しでも多くの人の足が劇場に向かってほしいと願う日々です。年間300本の新作とそれ以上の過去関連作を見て回っています。 

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『新感染ファイナル・エクスプレス』の原点? パンデミック映画『カサンドラ・クロス』

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『カサンドラ・クロス』は1976年に乗り物パニック映画にして、パンデミックモノでもある異色のサスペンス映画。監督はのちに『ランボー/怒りの脱出』などの娯楽アクションを手掛けることになるジョルジュ・バン・コスマトスで、脚本も手掛けています。

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アパレル業界の光と闇をブラックな笑いで包む『グリード ファストファッション帝国の真実』

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『グリード ファストファッション帝国の真実』は経営破綻した英アパレル企業・アルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーンをモデルに「欲望=Greedに憑りつかれた男の栄枯盛衰を描く、経済・ビジネス色の強い、社会派ドラマです。

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『Mank/マンク』『あと1センチの恋』のリリー・コリンズと『ミッション:インポッシブル』シリーズや英国製コメディーでお馴染みのサイモン・ペッグが共演したスリラー作品。

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『ピエロがお前を嘲笑う』は、2014年にドイツで公開され大ヒットを記録したサスペンス映画です。トリッキーな仕掛けが満載でエンディングについてはアッと驚くこと間違いなしの展開が待っています。

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ガイ・リッチー監督の映画『ジェントルメン』が本邦公開となりました。本作品を一言で表すとすれば、通好みの演技合戦が楽しい「群像クライムサスペンス」でしょうか。

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『名探偵コナン』シリーズ第24作となる『緋色の弾丸』。真空超電導リニアモーターカーと国際的なスポーツ大会という現実の出来事と重なる要素も多い娯楽サスペンスに仕上がっており、過去の鉄道映画に連なる一本として、見事に仕上がっています。

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『スニーカーズ』は”ハッキング”をテーマに扱ったクライム・アクション/サスペンスです。92年とIT黎明期の作品ですが、ロバート・レッドフォードやリバー・フェニックスなど豪華なキャストが繰り広げる手に汗握る展開で、今観ても十分楽しめます。

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HBOmaxを運営する米ワーナーメディアと動画配信サービス国内最王手のU-NEXTがSVOD(定額制動画配信)に関する独占パートナーシップ契約を締結しました。今回の提携で動画配信サービスの勢力図は変わるのでしょうか

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『テスラ エジソンが恐れた天才』は、昨年公開されたベネディクト・カンバーバッチ主演の『エジソンズ・ゲーム』で描かれたアメリカの電力供給方式をめぐる電流戦争を、ニコラス・テスラの側から描いた作品です。

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3月8日、待ちに待った『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開初日を迎えました。興行収入は8億277万4200円、観客動員数は53万9623人と異例の月曜日公開(平日)でこの数字。自粛要請が続く中、週末はどうなるでしょうか。

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『天使のくれた時間』は、現実とは全く違う“IFの世界”に放り込まれたウォール街の凄腕金融マンが主人公。演じるのはニコラス・ケイジ。フランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉、人生!』をモチーフにしたSFファンタジー作品です。

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『ライフ・ドア 黄昏のウォール街』は、2000年初頭のアメリカを舞台にITベンチャー企業の隆盛と衰微をテンポよく描いた経済映画です。豪華な俳優陣にもかかわらず日本では劇場未公開作品でした。

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フリーメイソンの研究家でもあるジョニー・ロイヤルが監督をつとめた『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』では、かの秘密結社が「誰が、何のために創ったのか」、「200年以上もの間、人々にどのような影響を与え続けたのか」を解明していきます。

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『危険な動物たち』は、買収された動物園の悲喜劇を描くブラック・コメディ。増収のため、新園長のロロは今までにない危険で凶暴な動物たちのみで園内を構成するという一手を思いつき、これまで園内にいた愛らしい動物たちを殺処分しろと言い出します。

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大ヒットしたパンデミック映画の最終作となる『新感染半島ファイナル・ステージ』が元日に公開されました。主演はカン・ドンウォン。パンデミックが描かれる前半とアクションが主流となる中盤以降と一粒で二度おいしい映画となっています。

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岩崎弥太郎や来年のNHK大河ドラマの主役となる渋沢栄一などと共に明治最初期の実業家として知られる五代友厚の人生を描き、経済力、商業力、国際競争力の強化を目指すという今までになかった視点で幕末から明治維新を描くのが映画『天外者』です。

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ハリウッドメジャーのワーナーブラザースが2021年の新作映画ををストリーミング配信と劇場での同時(ハイブリッド)公開を決断しました。ネット配信の流れに劇場での上映を求める監督や映画ファンとが衝突する図式ができつつあります。

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今や映像配信だけでなく、映画・ドラマの製作・配給会社としても大きな存在となったNETFLIX。そんな勢いのあるNETFLIXの数々の秘話を暴露した禁断のドキュメンタリー映画が12月11日、本邦公開となりました。

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国内興行収入83.3億円の大ヒットを記録した『STAND BY MEドラえもん』の続編が本日公開(11月20日)。今回も号泣必死の鉄板エピソード「おばあちゃんの思い出編」を中心にのび太としずかちゃんの結婚前夜の続きも描きます。

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『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が10月16日公開からわずか24日で興行収入は204億円に達し、国内歴代トップ5にランクインしました。大ヒットの理由は、供給サイドがチャンスロス(機会損失)を防ぐ体制を整えたことにあります。

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