堀木 三紀

堀木 三紀 (ほりき・みき) 映画ライター/日本映画ペンクラブ会員

映画ライター/日本映画ペンクラブ会員

映画ライター/日本映画ペンクラブ会員

映画の楽しみ方はひとそれぞれ。ハートフルな作品で疲れた心を癒したい人がいれば、勧善懲悪モノでスカッと爽やかな気持ちになりたい人もいる。その人にあった作品を届けたい。日々、試写室に通い、ジャンルを問わず2~3本鑑賞している。(2015年は417本、2016年は429本、2017年は504本、2018年は542本の映画作品を鑑賞)

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FBIの尋問記録を再現した緊張感あふれる映画『リアリティ』

FBIの尋問記録を再現した緊張感あふれる映画『リアリティ』

2019年に、ニューヨークの現代演劇における新進気鋭の劇作家であるティナ・サッターが、FBIによるリアリティの尋問記録の文字起こしをそのまま脚本化し、舞台を制作。『リアリティ』は公演の成功を受けて、サッター自身が監督・脚本を手掛け映画化された作品だ。

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真保裕一の小説を中島健人主演で映画化『おまえの罪を自白しろ』

真保裕一の小説を中島健人主演で映画化『おまえの罪を自白しろ』

政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の孫が誘拐され、身代金の代わりに「おまえの罪を自白しろ」と脅迫された。映画『おまえの罪を自白しろ』は真保裕一が執筆した同名小説を原作とし、主人公に中島健人、父親を宇田清治郎を堤真一が演じた。

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芸歴57年にして初主演 『シェアの法則』小野武彦・貫地谷しほりインタビュー

芸歴57年にして初主演 『シェアの法則』小野武彦・貫地谷しほりインタビュー

シェアハウスを経営する老夫婦が、様々な背景をもつ住人たちとの関わりを描いた「シェアの法則」が公開される。主演は芸歴57年目、80歳にして映画初主演となる小野武彦さん。小野さん、貫地谷しほりさんに作品に対する思いから俳優業に向き合う姿勢など話を伺った。

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争奪戦の末にサーチライトが世界配給権を獲得『シアター・キャンプ』が6日公開

争奪戦の末にサーチライトが世界配給権を獲得『シアター・キャンプ』が6日公開

演劇スクールを存続させるため、出資者を満足させる新作ミュージカルに挑む人々の奮闘を描いた『シアター・キャンプ』。サンダンス映画祭のワールドプレミアで上映され、熾烈な争奪戦の末にサーチライト・ピクチャーズが配給権を獲得した。

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「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督・主演を務める『ハント』が公開

「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督・主演を務める『ハント』が公開

「イカゲーム」で世界的スターとなったイ・ジョンジェが4年間温めてきたシナリオをもとに初めて自ら監督を務め、盟友チョン・ウソンとW主演を果たした『ハント』。1980年代の韓国を舞台に壮絶な諜報戦を描くスパイ・アクションムービーだ。

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「愛の不時着」ヒョンビン主演『コンフィデンシャル:国際共助捜査』

「愛の不時着」ヒョンビン主演『コンフィデンシャル:国際共助捜査』

韓国で780万人を動員した大ヒットアクション映画『コンフィデンシャル 共助』の続編が9月22日より全国公開される。アジアに留まらず、欧米にまで人気が広まったテレビシリーズ「愛の不時着」後、初となるヒョンビンの主演映画としても期待が高まる。

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女子高生の自殺を題材に韓国社会の歪みを告発する『あしたの少女』

女子高生の自殺を題材に韓国社会の歪みを告発する『あしたの少女』

2017年に韓国の全州市で起こった衝撃的な実話をベースにした社会派ヒューマンドラマ作品。メガホンを取ったのは、2014年に『私の少女』で長編映画デビューしたチョン・ジュリ監督。前作に引き続き、本作でも脚本を書いている。

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ハードボイルド小説を実写化 綾瀬はるか主演『リボルバー・リリー』

ハードボイルド小説を実写化 綾瀬はるか主演『リボルバー・リリー』

8月11日全国公開の映画『リボルバー・リリー』は、ハードボイルド作家・⻑浦京の同名⼩説を実写映画化した作品。冷徹非情な美しき諜報員・小曾根百合を綾瀬はるかが演じる。本作では初めてガンアクションに挑んだ。

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世界各国の映画賞を席巻 少年の葛藤と苦悩を描いた『CLOSE/クロース』

世界各国の映画賞を席巻 少年の葛藤と苦悩を描いた『CLOSE/クロース』

幼馴染みの二人の少年が、クラスメイトに揶揄されたことをきっかけにぎくしゃくしていく。ルーカス・ドン監督の最新作『CLOSE/クロース』は、監督自身の経験を基に脚本を練り上げ、不確かで危うい思春期の少年の心の移ろいを丹念に描いた。

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「ミッション:インポッシブル」最新作は『トップガン マーヴェリック』を超えられるか!

「ミッション:インポッシブル」最新作は『トップガン マーヴェリック』を超えられるか!

トム・クルーズのアクションシーンが満載のシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。過去6作品の見どころを一気に紹介するとともに、大ヒットした『トップガン マーヴェリック』との違いにも触れたいと思います

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リニューアル工事の裏側『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』

リニューアル工事の裏側『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』

20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された東京・上野の国立西洋美術館。同館はコルビュジエが構想した創建時の姿に復元する改修工事を経て、2022年4月にリニューアルオープンした。

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デビュー作でいきなり興収44億円を突破!劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』松木彩監督

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アニメ優勢の中、実写で気を吐いているのが劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』だ。監督デビュー作でいきなり興収44億円を突破したTBSの松木彩監督に、本作がヒットした理由をインタビューした。

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韓国で興行収入ランキング初登場第1位を記録『告白、あるいは完璧な弁護』

韓国で興行収入ランキング初登場第1位を記録『告白、あるいは完璧な弁護』

韓国で興行収入ランキング初登場第1位を記録した『告白、あるいは完璧な弁護』が本日公開される。スペインでヒットした映画『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』(2017)をユン・ジョンソク監督がリメイク。予測不能な展開が観客を魅了するミステリー。

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6月23日公開『大名倒産』の制作裏話と映画ビジネス

6月23日公開『大名倒産』の制作裏話と映画ビジネス

浅田次郎の時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)を実写映画化した『大名倒産』が6月23日より全国公開される。企画立案から映画化までの裏話を松竹・石塚プロデューサーに単独インタビュー。話は映画ビジネスにまで広がり…

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やられたら、やりかえす? それでいいの?|『ぼくたちの哲学教室』

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ベルファスト合意から25年。宗教的、政治的対立の記憶と分断が残る街で、哲学的思考と対話による問題解決を探っている人物がいる。ホーリークロス男子小学校のケヴィン・マカリーヴィー校長だ。彼の学校では「哲学」が主要科目になっており、子どもたちに「どんな意見にも価値がある」と語る。

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テレ朝松原ディレクターが『ハマのドン』を撮った理由(わけ)

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横浜・山下埠頭へのカジノ誘致を検討する市長に真っ向から立ち向かった“ハマのドン”こと藤木幸夫の奮闘を映し出したドキュメンタリー作品が5月5日より公開される。本作を手掛けた松原文枝監督に企画のきっかけや作品に対する熱い思いを聞いた。

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『不思議の国の数学者』パク・ドンフン監督インタビュー

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脱北後、正体を隠して夜間警備員として働く天才数学者イ・ハクソン。名門私立高校の数学の授業についていけず転校を勧められている高校生ハン・ジウ。映画『不思議の国の数学者』は失望しかけた2人が出会い、数学を通して人生を見つめ直していく姿を描く。

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セテラ山中社長が語る『最高の花婿』に学ぶ「一歩先を行く映画の世界」

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フランスの国民的大ヒットを記録した『最高の花婿』の最新作、『最高の花婿 ファイナル』が公開される。移民「のテーマはヒットしない」という業界の常識を覆し、配給を決めたセテラ・インターナショナルの山中陽子社長に本作の見どころを伺った。

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ジャン=ジャック・アノー監督が語る『ノートルダム 炎の大聖堂』の制作秘話

ジャン=ジャック・アノー監督が語る『ノートルダム 炎の大聖堂』の制作秘話

『愛人/ラマン』や『セブン・イヤーズ・イン・チベット』で知られるジャン=ジャック・アノー監督の最新作『ノートルダム 炎の大聖堂』が公開となる。ノートルダム大聖堂で実際に起きた火災の消火活動とキリストの聖遺物の救出を忠実に再現。監督に制作にまつわる話を伺った。

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「私が辿ったかもしれない物語」映画『The Son/息子』

「私が辿ったかもしれない物語」映画『The Son/息子』

脚本に惚れ込んだヒュー・ジャックマンが自ら主演と製作総指揮を務めた『The Son/息子』が3月17日より全国公開となる。本作が描く「父と息子の葛藤」や「家族の崩壊」は普遍的だがしかし、誰もが共感する物語に昇華させた。

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事件を真正面から描く|『Winny』松本優作監督インタビュー

事件を真正面から描く|『Winny』松本優作監督インタビュー

映画『Winny』は金子勇氏が著作権法違反ほう助の容疑で逮捕された経緯と彼の弁護団が逮捕に対する不当性を訴えて、警察・検察側と全面対決した裁判の行方を描いた実話に基づく作品である。メガホンを取った松本優作監督に作品に対する思いを聞いた。

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『シャイロックの子供たち』がオリジナルストーリーで映画化 本木監督に聞きました

『シャイロックの子供たち』がオリジナルストーリーで映画化 本木監督に聞きました

映画版『シャイロックの子供たち』が2月17日より全国公開となる。原作者の池井戸潤が脚本協力として参加し、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。小説とは違った展開が繰り広げられます。公開を前に本木克英監督にインタビューを敢行しました。

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史上最も恐ろしいヴァンゼー会議を描いた『ヒトラーのための虐殺会議』

史上最も恐ろしいヴァンゼー会議を描いた『ヒトラーのための虐殺会議』

第二次世界大戦下のドイツで、ユダヤ人の絶滅政策を決定した歴史的な「ヴァンゼー会議」が開かれた。『ヒトラーのための虐殺会議』は親衛隊幹部が作成した議事録に基づき、会議の有りさまを再現。東ドイツ出身のマッティ・ゲショネック監督がメガホンを取った

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在日ブラジル人に光をあてた物語『ファミリア』監督インタビュー

在日ブラジル人に光をあてた物語『ファミリア』監督インタビュー

約280万人の外国人が暮らす日本。映画『ファミリア』は在日ブラジル人に光を当て、実際に起きた事件をヒントに陶器職人の主人公と海外で活躍する息子、在日ブラジル人青年を軸に家族の喪失と再生を描いた物語だ。成島監督に本作の見どころを聞いた。

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三方よしの心得を描いた作品『近江商人、走る!』三野龍一監督インタビュー

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日本三大商人と称される近江商人。その経営理念である売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」の心得を描いた映画『近江商人、走る!』は、米の価格差を利用した裁定取引に着目した近江商人の姿を痛快に描いたビジネス時代劇だ。三野監督に作品への思いを聞いた。

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