クリスマスで賑わう有楽町と立川 再開発追い風、駅の乗客数も激しく競う

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昭和記念公園のイルミネーション

加速する再開発 シティホテルも進出か

 立川駅周辺はもともと百貨店の伊勢丹、高島屋がありましたが、再開発によるここ数年の発展ぶりは目覚しいものがあります。2014年に家具インテリアのIKEA(イケア)、2015年に三井不動産が運営するショッピングセンターの「ららぽーと」が進出。そして2016年2月にドン・キホーテが「MEGAドン・ キホーテ立川店」を、11月にヤマダ電機が家電量販店「LABI LIFE SELECT」がオープンしました。

 そして東京オリンピックが開かれる2020年には、日本ビューホテルが立川駅周辺にシティホテルを開業するとの計画が取り沙汰されています。日本ビューホテルは浅草ビューホテルなど関東を中心に18ホテル、栃木県那須高原に遊園地「那須りんどう湖 LAKE VIEW」を運営しています。もともとは1953年に那須観光株式会社として設立され、那須ビューホテルを皮切りに各地にホテルを展開しましたが、2001年に民事再生手続きを申し立てました。その後、2014年に東京証券取引所第二部に上場し、成長戦略を強化しています。

 その日本ビューホテルとタッグを組むのが立川市に広大な土地を所有する立飛ホールディングスです。日本ビューホテルの発行済株式の5%超を保有する第2位株主で、2015年5月に同社と業務提携を結びました。立飛ホールディングスは立川市に98万平方メートル、東京ドーム約21個分の敷地を保有する「立川の大家さん」と言える存在です。立川市周辺にシティホテルが少ないことから、両社はシティホテルの開発に向けて市場調査を進めていきます。

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