クリスマスで賑わう有楽町と立川 再開発追い風、駅の乗客数も激しく競う

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昭和記念公園のイルミネーション

帝国ホテル、JR東日本に恩恵か

 東京クリスマスマーケットは東日本旅客鉄道(JR東日本)グループのジェイアール東日本企画が協賛しています。イルミネーションは夜遅くまで営業しているため、周辺のホテルで宿泊する人も増えそうです。日比谷公園と隣接する帝国ホテル東京は、エントランス周辺にイルミネーションを設置。サンタのお部屋に訪問できる特別プランも用意しています。

 こうした施策のほか、訪日外国人客増加の効果もあって、帝国ホテルの2017年3月期の連結売上高は前期比2%増の570億円、営業利益は18%増の48億円と増収増益を見込んでいます。

 一方、昭和記念公園の近くにあるJR立川駅から徒歩7分の場所に立地するのが「ホテル日航立川 東京」です。同ホテルはもともと帝国ホテルグループの「ザ・クレストホテル立川」として運営していましたが、2015年3月に閉館。その後、ホテルオークラとJALホテルズのホテルチェーン運営機能を統合する形で同年10月に設立された「オークラ ニッコー ホテルマネジメント」に運営主体が移り、同年11月にブランドを刷新して開業しました。総客室は100室で、全ての客室にシモンズベッドを導入したほか、バリアフリー対応の部屋を用意。チャペルも新設して、結婚式需要も狙います。

 立川駅と直結する「ホテルメッツ立川」を運営するのはJR東日本グループ。関東、東北を中心に23ホテルを運営しています。特徴は駅から近いだけではありません。JRは駅チカの商業施設のルミネ、グランデュオ(エイチ・ツー・オーリテイリングと共同運営)、駅ナカ施設のエキュートも展開しており、ショッピングも気軽に楽しめます。商品券付き宿泊プランも用意したホテルもあります。

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