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24人の死者を出した大阪繁華街ビル火災、同じ事態になったら?

※この記事は公開から1年以上経っています。
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逃げるのは横か下、タオルやハンカチは濡らさない

意識を失う瞬間までは身体機能もほぼ完全だったはずで、まさか数歩上がったところで倒れるとは本人たちも想像がつかなかっただろう。これが一酸化炭素中毒の恐ろしさだ。

火災が発生すると、一酸化炭素を含む煙は毎秒3~5mの速度で垂直に上昇する。人間の足で階段を駆け上がっても逃げ切れない。さらに天井に達した煙は秒速0.5~1mの速度で横方向に広がり、徐々に低い場所へ下がっていく。つまり上層階へ逃げるのは、一酸化炭素の濃度が高い所へ飛び込むのと同じ行為なのだ...

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