大阪ガスは2019年7月に、シェールガス開発を手がける米国のサビン オイル&ガス コーポレーションを約650億円で買収することを決めた。 今後も海外エネルギー事業分野でのM&Aが活発化することが予想される。
海外に活路を見出し、積極的なM&Aに打って出るアサヒと、海外の不採算事業を切り離し、収益基盤の強化に取り組むキリン。勝負の行方はどうなのか。
ロシアのウラジオストクで2019年9月4日から6日までの3日間「第5回東方経済フォーラム」が開催され、日ロ経済交流の高まりに関心が集まる。だが、M&Aに関しては2008年からの12年間でわずか3件と極めて少ない。
「韓国企業には売らないと言われた」。こう言って肩を落とすのは韓国で半導体向け化学品事業を手がけている企業の幹部社員。医薬品の開発能力のある企業の買収のために来日した際に、日本企業から厳しい言葉を浴びせられた。
第7回アフリカ開発会議が2019年8月28日から30日まで横浜市のパシフィコ横浜で開催される。この3年半のアフリカ企業とのM&Aはわずか4件。第7回アフリカ開発会議でアフリカ企業への関心を高めることができるか。
夏の高校野球は連日、熱戦を繰り広げている。ビジネスの世界でも今年のM&A(企業の合併・買収)件数が10年ぶりの高水準で推移し、こちらも盛り上がっている。「M&A版甲子園」と題し、M&A戦線における各都道府県の奮闘ぶりをみてみるとー。
本書は事業承継M&Aを検討している中小企業経営者や取引金融機関の担当者向けの指南書。一言でいえば中小企業のオーナーが、より好条件で会社を売却するためのノウハウ本である。そのための手法が「磨き上げ」なのだ。とはいえ奇手妙手があるわけではない。
7月のM&Aは67件で、前年同月を6件上回った。月別で今年3番目の高い水準。日本企業によるM&Aで今年最大となったのが豪ビール大手を約1.2兆円で買収するアサヒグループHDの案件。大阪ガスは米シェールガス開発会社を約650億円で買収する。
PMI(Post Merger Integration)とは、M&A実行後に、シナジーを実現し、企業価値を向上させるための統合プロセス全体を意味する。だが、M&Aの検討段階でPMIを強く意識している企業は決して多くはないのが実情だ。
企業の3分の1が今後5年以内にM&Aにかかわる可能性がある。帝国データバンクが中小企業など全国の約2万社を対象に行ったM&A調査(有効回答企業は9977社)で、このような結果が得られた。