今回から第三章「それともROEで会社を変えますか?(その2:有利子負債を持つ普通の会社の場合)」の連載がスタートします。有利子負債を持つ企業のROE改善はどのようにしたらよいでしょうか。
本連載は「資本効率革命の波」にどう立ち向かうべきなのか、企業に融資する銀行マン、企業の経営企画・財務・IR部門の責任者そして海外機関投資家のコンサルタントという三方の立場から日本企業の経営を観てきた筆者が思いつくままにまとめてみたものです。ご参考になれば幸いです。
日本企業が世界に通用するためにはもっとROEを上げる(高める)必要があるだろう。クロス・ボーダー・ブリッジの藤原氏はROE5%未満の会社には市場参加者から社長の退陣通告、会社の退場勧告が出されてきていることを現実問題としてとらえる必要があると警鐘を鳴らす。