今年の3月期決算会社から「企業内容等の開示に関する内閣府令等」の改正により、企業はサステナビリティ情報を開示することが義務化されました。今回は、気候変動にも関係するサステナビリティ情報と経営課題についてお話しましょう。
サステナビリティ情報は非財務情報であると言われてきましたが、この一部が財務情報になってきました。日本のサステナビリティ開示基準が公表されれば、有価証券報告書の開示は、その基準に基づいた開示になるものと予想されます。
新聞紙上では、「財務諸表にない非財務情報の開示には投資家の関心が高まっている」といった記事がよく見られます。今回は、これまで非財務情報と考えられてきた情報が、実は財務情報であったというお話をしたいと思います。
3つの視点(大局的な視点、ストーリー別の視点、項目別の視点)で整理することで、有価証券報告書からどのような情報が読み取れるのか、どこから読み、 どう分析できるのか、といったことをまとめたのが本書だ。
女性活躍推進法の省令改正が予定されており、上場会社に限らず常時雇用労働者が301名以上の企業において男女の賃金格差についての開示が必要になります。改正法令は2022年7月に施行され、3月決算であれば2023年6月頃から開示が行われます。
岸田政権の目玉政策の1つである四半期開示の見直しについて、金融審議会において議論がすすんでおり、金融商品取引法の四半期開示義務(第1・第3四半期)が廃止となりそうです。
6月30日、日産自動車は30日、連合(アライアンス)を組む仏自動車大手ルノーとの提携契約の内容の一部を有価証券報告書の中で公開した。
私が最近読んだ書籍の中で、『Numbers Don’t Lie(世界のリアルは「数字」でつかめ!バーツラフ・シュミル著 NHK出版)』は、「会計」という一種の数字を扱う専門家としては、興味深いところがありました。
新型コロナウイルス感染症では、企業は事業面、人事労務面、資金面等多くの面で事業継続に向けた危機管理を行う必要があります。
2019年3月に金融庁から公表された「記述情報の開示に関する原則」の内容を踏まえ、今後求められる開示の姿を紹介したいと思います。