スシローを展開するFOOD & LIFE CONPANIESは、子会社のFOOD & LIFE INNOVATIONSを京樽に譲渡する。小僧寿しは、子会社のアスラポートとトランセアを合併する。
すし業界の企業業績が好不調に二極化しつつある。新型コロナウイルス感染症の拡大による消費低迷の影響に加え、円安やウクライナ情勢による原材料価格の高騰など外食産業を取り巻く環境は依然として厳しい。各社の状況を見てみると。
外食・フードサービス業界でM&Aが復活の兆しを見せている。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って同業界では2020年、2021年と2年連続してM&A件数が減少していたが、2022年は9月末時点で前年度を2件上った。
持ち帰りずしチェーンを運営する小僧寿しが企業買収のアクセルを踏み込んでいる。同社は2022年10月3日にJFLAホールディングスの傘下企業からメキシカン・ファストフード「Taco Bell」事業を譲り受ける。
飲食業界はコロナ禍で、大打撃を受けており、M&Aによって事業を拡大する機運が萎んだようだ。
業績不振の小僧寿しが、2022年12月期に前年度比1.5倍の大幅増収と、営業、経常、当期の全段階で黒字転換を見込む。企業買収が業績回復を後押しする構図だが、果たして思惑通りに進むだろうか。
2021年(2021年1月1日~12月21日)の外食・フードサービス業界は、コロナ禍の厳しい風にさらされ続けた。M&Aの発表件数は2年連続で減少し、2012年以降の10年間では最低となった。
債務超過の解消と黒字化を達成した小僧寿しが3社買収を決定しました。居酒屋「とり鉄」のFC展開をするトランセア、障害者グループホーム「わおん」のアニスピホールディングス、食肉加工のミートクレストです。デリバリーに経営資源集中からの急激な方針転換となりました。
持ち帰りすしチェーンを運営する小僧寿しと、回転すしチェーン店を運営する、くら寿司が互いにコラボによるキャンぺーンに乗り出した。コラボによるすし対決はどちらに軍配が上がるだろうか。
新型コロナウイルスの影響で苦戦を強いられている外食産業にあって、小僧寿しが復活の兆しを見せている。2020年12月期の営業損益が2015年12月期以来5年ぶりに黒字化したのに続き、2021年12月期も2期連続の黒字を確保できる見込みだ。