株式譲渡制限規定のある非公開会社で、10%の株式を保有する創業時の役員が、取締役を退任するにもかかわらず株式を手放さないという。そこで、強制的に株式を取得する、いわゆるキャッシュ・アウトを実行したい。どういう手続きを踏むべきか? フォーサイト総合法律事務所の司法書士/行政書士 大越氏が解説する。
平成26年6月20日、会社法の一部を改正する法律案が可決・成立した。その中で新たなキャッシュアウトの方法として、対象会社の承認により、少数株主から支配株主への株式売却を強制的に実行する「特別支配株主の株式売渡請求」という制度が新設された。普及がされると見込まれる新たなキャッシュアウトの方法、株式売渡請求をみてみる。
春到来。花見や新生活スタートなどで集まって飲食する機会も多い。しかし、その席に並ぶお酒や食べ物、選んだお店がどのような戦略でM&Aを行い事業をのばしてきたのか。ふと思いを巡らせてみたい。
人材派遣業を営むアウトソーシングは、2014年12月期の売上高は、00年当時の9.4倍、経常利益は7.4倍、従業員数は8.3倍へと事業拡大した。 そのM&A戦略とは?