「日本で二番目に古い商店街」が東京に？ 　東京都内には年々数が減っているとはいえ、今も2400を超える商店街が健在だ。大型店との競争やネット販売の台頭で苦戦を強いられながらも、しぶとく生き残っている。 　そうした中、日本で二番目に古いとされるのが台東区内にある「佐竹商店街」。組合組織の結成は1898（明治31）年にさかのぼり、当然ながら、都内で最も長い歴史を持つ。 　となると、日本最初の商店街がどこかということだが、金沢市にある片町商店街（1894年、片町商店街振興会）と言われている。 　佐竹商店街は都営大江戸線・つくばエクスプレス線の新御徒町駅で出てすぐのところにある。全長約330メートルのアーケード商店街で、通りには昭和の風情がそこかしこに漂う。 この界隈は江戸時代、秋田藩の屋敷があったところ。「佐竹」の名は佐竹商店街として継承されたのだ。 　JR山手線の御徒町駅、上野駅から散策がてら気軽に足を延ばせる距離にある 。 ■■■M＆A Online編集部ではこれまでに、都内のちょっとした散策にぴったりの意外（？）なミニスポットを取り上げてきました。コロナ禍はいぜん予断が許されない状況にありますが、本格的な春到来を前に、過去記事を写真で再録してみました。