【日本M&A史】「三大紡績」の成立 世界最初の後発国工業化の担い手(2)
日本経営史全体に大きなインパクトを与えた企業合併や企業買収を振り返ってゆくコーナー。今回は「三大紡績」(鐘淵紡績・東洋紡績・大日本紡績)の成立を解説する。
橘川 武郎
| 2020/5/18
2020.05.18
日本の近代化、工業化、経済発展の歴史は、M&Aの歴史でもあった。このコーナーでは、1年間にわたって、月1回のペースで、日本経営史全体に大きなインパクトを与えた企業合併や企業買収を振り返ってゆく。第3回で取り上げるのは、「五大電力」(東京電灯・東邦電力・宇治川電気・大同電力・日本電力)の成立(〜1922)である。
1914~18(大正3~7)年の第一次世界大戦は、日本経済のあり方を大きく変えた...
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