巨額の税金を投入する予定の官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が発足からいきなり躓いています。報酬をめぐるボタンの掛け違いがブレイクの契機になったようです。報道されている一連の流れを確認する限り、経産省をはじめとする政府及び経営陣ともに、「きわめてお粗末」という印象です。
巨額の税金を投じる構想がこんなにも雑なプロセスで進められていることに、イチ納税者として憤りを感じざるを得ません。今回のコラムでは、若輩者ではありますがこの問題について敢えて辛口に切り込んでみたいと思います...
起業家が直面する「死の谷」と「受託の罠」という2つの試練を乗り越えるにはどうすればよいのか。支援環境が充実するなかでサポーターの棲み分けが明確になるほど起業家にとってネックとなる問題があるようです。
2012年12月、3Dプリンター業界に激震が走った。業界最大手の米ストラタシスとイスラエルのオブジェットの合併。その企業価値は30億ドル規模。日本の販売代理店にも衝撃的なニュースとして伝わった。デジタルファクトリーの阿井辰哉もその一人だ。