これは結局、経営役員候補の「覚悟や矜持」の問題といえるでしょう。
ファンド資金のほとんど全額、しかも2兆円という莫大な税金を預かりながら、民間と同じような報酬体系と裁量を得られて当然と理解していたのであれば、ずいぶん調子のよい解釈をしたものだと思います。
自分たちで汗をかいて集めたLP資金ならいざ知らず、国家が徴税権を行使して広く国民から徴収した資金を運用する前提で、民間のトップレベルファンドと同等の報酬が得られて当然という感覚は正直理解に苦しみます...
起業家が直面する「死の谷」と「受託の罠」という2つの試練を乗り越えるにはどうすればよいのか。支援環境が充実するなかでサポーターの棲み分けが明確になるほど起業家にとってネックとなる問題があるようです。
2012年12月、3Dプリンター業界に激震が走った。業界最大手の米ストラタシスとイスラエルのオブジェットの合併。その企業価値は30億ドル規模。日本の販売代理店にも衝撃的なニュースとして伝わった。デジタルファクトリーの阿井辰哉もその一人だ。
未開拓の市場“ブルーオーシャン”を見つけ、切り開いていった先人たちの体験談から新規事業のヒントを探っていく。今回は、ネコ専用アパートの経営およびコンサルタントを行う木津イチロウ氏がいかにしてネコ専用アパートをつくっていったのかを聞いた。