セントラル(岩手県奥州市)は12月22日、仙台地裁に民事再生法の適用を申請し、同日監督命令を受けた。負債総額は96億5812万円。建設機械のリースなどを手掛けていたが、震災以降の急激な業容拡大に伴う投資負担から資金繰りが多忙化していた。
RTi-castは東北大学発の災害情報ベンチャー。同社CTOを兼務する越村俊一東北大災害科学国際研究所教授の研究成果を元に、国際航業やNEC、エイツーなどの民間企業との産学共同で2018年5月に設立した。目指すは高速高精度の津波被害予測だ。
東日本大震災の発生から10年が経過した。インフラ整備などで復興が進んだと言われるが、地域経済はどこまで回復したのか。M&Aの視点から最も被害が大きかった岩手県・福島県・宮城県の東北3県での復興を探ってみよう。
今回取り上げるのは江上剛著「再建の神様」(PHP研究所感刊)。物語の舞台は倒産の危機に瀕する会津の温泉旅館。銀行員生活に挫折した春木種生は東北新幹線の車中で、再建請負人を名乗る渋沢栄二と偶然出会う。
3月に入り、日本企業による海外企業買収がパタリと止まっている。海外企業買収は毎月10~15件程度で推移してきたが、3月も後半入りした16日時点でわずか2件。新型コロナ感染拡大で世界的に経済活動が低下する中、M&A市場にも異変が及んだ形だ。
猪苗代湖・沼尻温泉に所在する温泉旅館で、業歴100年を超える老舗温泉旅館の田村屋旅館が3月6日、民事再生法の適用を申請した。負債総額は約4億円。
3.11からまもなく9年。想像を超える被害をもたらした福島第一原子力発電所の事故現場で何が起きていたのか。映画『Fukushima 50』は、50名の作業員たちが死を覚悟しながらも大事故と闘い続けた姿を伝える。
9月の台風15号は千葉県に大きな爪痕を残した。先の台風19号は関東のみならず、東北地域に甚大な水害をもたらせ、今なお緊張状況が続いている。被災した事業者が、いかにして事業再生を実現したかを東日本大震災の事例をもとに考えてみたい。
飲食業界では業態を超えたM&Aが加速している。日本食・和食ブームで海外での需要も増えた。では、そのM&Aの実情は? 飲食店のM&Aでは何が大切なのか。現在、約500店舗のコンサルティングを行う山川博史氏が、実体験を踏まえて語る。
「東日本大震災」から7年。震災関連の倒産累計は1,857件に達した。倒産企業の従業員被害者数は2万8,597人にのぼり、1995年の「阪神・淡路大震災」時の約6.5倍に膨らんだ。収束傾向にあるものの、震災の影響をいまだに払拭できない企業がみられる。