回転ずし「スシロー」を展開するFOOD & LIFE COMPANIESは、ウニ養殖を行う事業会社を世界の各地で運営するアイルランドのVerdant Bloom Limitedと資本業務提携した。
大手回転ずしチェーン「くら寿司」を展開するくら寿司が、2023年10月期に3期ぶりに営業損益が黒字転換した。売り上げが伸びたことで、原価率や販管費率が低下し、本業の儲けを示す営業利益が大幅に増加したのだ。
回転ずし「魚べい」を展開する元気寿司と、回転ずし「すし銚子丸」を展開する銚子丸の両社がそろって業績予想を上方修正した。予想以上に来店客数が増えたのに加え、コロナ禍の中で進めてきたコスト削減の効果が表れた。
回転ずし業界にもSDGs(持続可能な開発目標)の波が広がってきた。「くら寿司」を展開するくら寿司は2023年10月5日に、和歌山県と包括連携協定を結び、ハマチの養殖技術の開発や、出張授業「お寿司で学ぶSDGs」などで協力する。
回転ずしチェーンの「はま寿司」などを展開するゼンショーホールディングスが、2024年3月期決算から部門別の開示内容を変更したことから、「はま寿司」の現状が明らかになった。
回転ずし大手のスシローと、くら寿司の海外部門の業績の差が鮮明になってきた。スシロー事業の海外部門の営業利益が5.41倍に急増し33億6300万円の増益となったのに対し、くら寿司は3700万円の経常増益にとどまった。
回転ずしチェーン「くら寿司」を展開する、くら寿司は今後10年間に、中国で100店舗を出店する。すでに2023年6月15日に上海に1号店を出店。さらに年内に2店舗をオープンする予定だ。
2023年のゴールデンウィーク期間中に、大手回転ずしチェーンが独自のキャンペーンでぶつかり合う。ゴールデンウィークの予算(支出)が前年の1.7倍に伸びるとの調査もあり、この戦いを制すれば、コロナ禍後の成長にはずみが付きそうだ。
2023年10月期に3期ぶりに本業の儲けを示す営業利益で黒字転換を目指している回転ずしチェーンくら寿司の目論見に黄信号が灯り始めた。
すし業界の企業業績が好不調に二極化しつつある。新型コロナウイルス感染症の拡大による消費低迷の影響に加え、円安やウクライナ情勢による原材料価格の高騰など外食産業を取り巻く環境は依然として厳しい。各社の状況を見てみると。