鳥羽市は真珠のミキモト、御木本幸吉の生誕地。養殖真珠を事業として成立させた御木本は、その事業発祥の地である島を購入し、真珠島と名づけた。島は現在、博物館・記念館などを擁する観光地となっている。
京都市中京区、NISSHA本社敷地内にある「NISSHA印刷歴史館」。同じ敷地内にある旧京都綿ネル工場群とともに、京都の中心街で「印刷と紡績の歴史」を紡いでいく。
「弘前れんが倉庫美術館」の建物は、もともと地元酒造会社の工場・倉庫だった。同時に、日本のシードル(りんご酒)発祥の地でもあった。美術館として再生するまでの歴史をたどる。
戦中戦後の一時期、国内はもちろん東洋一の水銀生産量を誇ったイトムカ鉱山。昭和後期、1970年代に閉山し、“ヤマの灯”は消えたものの、真逆の水銀の処理再生をはじめ各種の廃棄物処理施設として循環型社会に貢献する。
上野公園(東京都台東区)界隈にはかつていくつかの駅舎があった。その一つが旧「博物館動物園駅」。京成電氣軌道と呼ばれていた頃の京成電鉄の本線、日暮里駅と上野公園駅(現在の京成上野駅)のほぼ中間に位置していた。今は堅く門扉が閉ざされている。