小川こころ

小川こころ (おがわ・こころ) | 文章スタジオ東京青猫ワークス 代表

文章スタジオ東京青猫ワークス 代表

小川こころ(文筆家/文章スタジオ東京青猫ワークス代表)

「書く、読む、飲む」が何より好きな、もの書き屋。福岡県生まれ。

2021年に『ゼロから始める文章教室 読み手に伝わる、気持ちを動かす!』(ナツメ社)を出版。

大学卒業後、楽器メーカー勤務を経て、全国紙の教育部門に所属する新聞記者として、小学生新聞に携わる。”エンタメ担当“を公言し、映画や演劇、音楽、アートにまつわる取材やインタビュー記事の執筆に奔走する。その後広告会社にてコピーライター職を経験し、独立。「文章スタジオ東京青猫ワークス」を設立し、文筆活動や講師活動に力を注ぐ。

最新の記事

血塗られた天才のイメージを覆す、衝撃すぎる新解釈 映画『ナポレオン』が全国公開

血塗られた天才のイメージを覆す、衝撃すぎる新解釈 映画『ナポレオン』が全国公開

巨匠リドリー・スコット監督による渾身の超大作『ナポレオン』が12月1日(金)より全国公開。主人公のナポレオン役は、スコット監督と『グラディエーター』以来23年ぶりの再タッグとなったホアキン・フェニックスが演じる。

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神秘と脅威が混在する森に隠された、人類への問いかけ『ぺルリンプスと秘密の森』

神秘と脅威が混在する森に隠された、人類への問いかけ『ぺルリンプスと秘密の森』

巨人による破壊から魔法の森を救うため、「ペルリンプス」を探す2人のエージェントの冒険を描いた長編アニメーション。新潮流“イベロアメリカ”の牽引役を担う、アレ・アブレウ監督の最新作だ。

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特殊能力をもつ少女が見た、現代社会の歪みとは『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』

特殊能力をもつ少女が見た、現代社会の歪みとは『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』

映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』は、血に染まったような赤い月の夜、突如“他人を自由に操る”という特殊能力に目覚めた少女と、混沌とした社会でもがく人々の物語だ。「次世代のタランティーノ、現る!」と称される、アナ・リリ・アミリプールが監督を務める。

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検閲強化中で香港歴代興収No.1を記録した『毒舌弁護人~正義への戦い~』

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旧正月に香港で公開された『毒舌弁護人~正義への戦い~』が、香港映画の歴代興行収入No.1記録を更新した。国家安全法によって表現の自由が制限されるなかで、法廷弁護士が主人公の本作は現職弁護士からも支持されているという。

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名もなき歴女がリチャード三世の遺骨を発見『ロスト・キング 500年越しの運命』

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2012年8月、500年以上も行方不明だったリチャード三世の遺骨が英国・レスターの駐車場から発掘され、世紀の大発見として世間を賑わせた。発掘調査の指揮をとったのは「リチャード三世の名誉を回復したい」と奔走する歴史好きなひとりの女性だった。

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世界各国の俳優と監督が織りなす奇跡のムーブメント『私たちの声』

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アメリカ、イタリア、インド、日本…。世界各国を舞台にした7つ短編から成るアンソロジー映画『私たちの声』が9月1日に国公開。日本版は唯一無二の存在感を放つ俳優・杏がシングルマザーのユキを演じる。

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関東大震災から100年 封印された虐殺事件を映画化した『福田村事件』

関東大震災から100年 封印された虐殺事件を映画化した『福田村事件』

関東大震災の発生から5日後。千葉県東葛飾郡福田村(現・野田市)で、香川県からの行商団が殺害される残虐な事件が起こった。この事件を題材にした映画『福田村事件』が、震災100年目となる2023年9月1日より全国公開される。

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ナチス強制収容所の知られざる実話を映画化『アウシュヴィッツの生還者』

ナチス強制収容所の知られざる実話を映画化『アウシュヴィッツの生還者』

ナチスの非道に終止符が打たれてから78年。耳を疑うような驚くべき実話が、『アウシュヴィッツの生還者』として映画化された。子どもから大人まで110万人以上の人々が犠牲になったといわれるナチスの強制収容所で、彼はなぜ生き残ることができたのか。

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ロシア侵攻を予感していたかのような長編映画『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』

ロシア侵攻を予感していたかのような長編映画『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』

ロシア侵攻が本格化する前、ウクライナでは長編映画の制作プロジェクトが動き出していた。第二次世界大戦下のウクライナを舞台にした『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』(7月7日より全国順次公開)という作品である。

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シュレイダー×スコセッシが挑む、衝撃の話題作『カード・カウンター』

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怒りに満ちた現代に放つ、社会派スリラー『カード・カウンター』。公式サイトのビジュアルから、ギャンブルに命運を賭けた男の物語を想像していた。でも、違った。想像をはるかに超えていた。シュレイダー×スコセッシが挑む、衝撃の話題作が6月16日に公開される。

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#Me Too運動を題材に映画業界の闇を描いた『アシスタント』

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6月16日より全国順次公開する映画『アシスタント』は、『ジョンベネ殺害事件の謎』などで知られるドキュメンタリー映画作家のキティ・グリーンが「#Me Too運動」を題材に、今日の職場における問題を掘り下げた初の長編映画だ。

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世界39言語に翻訳されたベストセラー小説『帰れない山』が映画化

世界39言語に翻訳されたベストセラー小説『帰れない山』が映画化

世界39言語に翻訳されイタリア文学の最高峰・ストレーガ賞に輝いたパオロ・コニェッティ著の「帰れない山」が映画化された。第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。北イタリアのモンテ・ローザ山麓を舞台に友情を育み、人生と真摯に向き合っていく話題作。

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アフリカの植林プロジェクト『グレート・グリーン・ウォール』を旅する映画

アフリカの植林プロジェクト『グレート・グリーン・ウォール』を旅する映画

4月22日は地球の環境保護への支援を示すための国際的な日、アースデイ。国連もこの日を「国際マザーアース・デー」と制定している。そんな日に相応しいドキュメンタリー映画『グレート・グリーン・ウォール』が本日より全国順次公開となる。

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愛と狂気と欲に満ちた魅惑のファンタジー『アラビアンナイト 三千年の願い』

愛と狂気と欲に満ちた魅惑のファンタジー『アラビアンナイト 三千年の願い』

映画『アラビアンナイト 三千年の願い』(2月23日公開)は、イスラムの説話集『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』の「アラジンと魔法のランプ」をモチーフにしている。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から8年ぶりとなるジョージ・ミラー監督による最新作だ。

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テロ犠牲者の「命」に値段をつけた実話|映画『ワース 命の値段』

テロ犠牲者の「命」に値段をつけた実話|映画『ワース 命の値段』

『ワース 命の値段』が2月23日に全国公開となる。本作は9.11を題材にファインバーグ弁護士の回想録をもとに映像化。年齢も職業も異なる9.11テロ犠牲者たちの”命の値段”を算出するプロジェクトに挑む、社会派エンターテインメントだ。

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もしも家族が「安楽死」を望んだら? 映画『すべてうまくいきますように』

もしも家族が「安楽死」を望んだら? 映画『すべてうまくいきますように』

「安楽死」をテーマを描いたフランス・ベルギー映画『すべてうまくいきますように』が全国公開される。「自分の手で人生の終止符を打ちたい」という父の願いを叶えるため、娘のエマニュエル(ソフィー・マルソー)は、スイスの安楽死支援協会で準備を進めていくが…

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温めれば、何度だって、やり直せる。映画『チョコレートな人々』

温めれば、何度だって、やり直せる。映画『チョコレートな人々』

福祉と経済、生きがいと生産性、さまざまな人と共に働くよろこびと、その難しさ。2023年1月2日公開の映画『チョコレートな人々』は、人気のチョコレートブランドとなった「久遠(くおん)チョコレート」の19年を追ったドキュメンタリーである。

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人生の味わいはワインと同じ『戦地で⽣まれた奇跡のレバノンワイン』

人生の味わいはワインと同じ『戦地で⽣まれた奇跡のレバノンワイン』

おいしいワインを飲むとき、人は幸せな顔をしている。11月18日公開の映画『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』は、戦争中もワインを造り続けたワイン醸造家たちの不屈のドキュメンタリー。原題は『WINE and WAR』(ワインと戦争)。

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心温まるSFヒューマン映画『アフター・ヤン』

心温まるSFヒューマン映画『アフター・ヤン』

近未来が舞台でありながら、ド派手な視覚効果やスペクタクルは一切出てこないSFヒューマン映画『アフター・ヤン』。本作を手がけたのは、韓国系アメリカ人のコゴナダ監督。オリジナル・テーマ曲は監督が敬愛する坂本龍一、フィーチャリング・ソングは小林武武史の「グライド」を新バージョンでよみがえらせた。

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極上の「ASMR」が脳内を占拠する 新作映画『デリシュ!』

極上の「ASMR」が脳内を占拠する 新作映画『デリシュ!』

9月2日公開の映画『デリシュ!』は、まさに「ASMR」の極み。否、アーティスティックな料理や音に騙されてはいけない。ときは1789年。美食の国・フランスでは、フランス革命とともに「食の革命」が訪れようとしていた。

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父ピーター・タウンゼンドの足跡を追って『長崎の郵便配達』

父ピーター・タウンゼンドの足跡を追って『長崎の郵便配達』

映画『ローマの休日』のモチーフになったといわれている、ピーター・タウンゼンドとマーガレット王女の悲恋。その後、ピーターはジャーナリストとなり世界中を旅し、長崎で谷口稜曄(スミテル)さんと出会う。本作は、女優のイザベル・タウンゼンドが、父親の著書とカセットテープの録音を頼りに父とスミテルさんの想いをひも解いていくドキュメンタリー映画だ。

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「命の尊さ」を次世代に問いかける 映画『島守の塔』

「命の尊さ」を次世代に問いかける 映画『島守の塔』

太平洋戦争末期、日本で約20万人が犠牲となった「沖縄戦」を描いた映画『島守の塔』が7月22日より全国公開される。萩原聖人と村上淳によるダブル主演。県民の命を守るために奔走した二人の官僚を熱演している。

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「悪い奴ほどよく眠る(1960年)」の「悪い奴」は誰なのか

「悪い奴ほどよく眠る(1960年)」の「悪い奴」は誰なのか

「政治汚職」という社会の闇を題材に、スリルたっぷりの人間ドラマや痛快ストーリーを織り交ぜた、社会派サスペンスの傑作『悪い奴ほどよく眠る』。1960年公開の本映画は、黒澤明監督が設立した黒澤プロダクションの第一回作品として注目を集めた。

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昨日食べたツナ缶は「海の奴隷」が獲ったものかもしれない

昨日食べたツナ缶は「海の奴隷」が獲ったものかもしれない

世界有数の水産大国・タイでは、遠洋漁業の漁船で働かされている「海の奴隷」が数万人存在するといわれている。日本も決して無関係ではない。タイの水産物輸出先、世界第2位である日本は、ツナ缶やエビなどを当たり前のように輸入している。

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女性解放運動のパイオニアが歩んだ道は”いま“の私たちとつながっている!『グロリアス 世界を動かした女たち』

女性解放運動のパイオニアが歩んだ道は”いま“の私たちとつながっている!『グロリアス 世界を動かした女たち』

『グロリアス 世界を動かした女たち』は、女性解放運動のパイオニアとして活躍したグロリア・スタイネムと活動家の仲間たちの奮闘を描いた物語。なぜ女性は社会で活躍できないのか。女性の地位向上や活躍へのヒントが詰まった波乱万丈の伝記映画である。

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