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[不成立]日本アジアグループ<3751>、米カーライルと組んでMBOで非公開化

2020-11-05

日本アジアグループは5日、MBO(経営陣による買収)を通じて株式を非公開化すると発表した。山下哲生会長兼社長の依頼に基づき、米投資ファンド、カーライル・グループがTOB(株式公開買い付け)を実施し、日本アジアグループを完全子会社化する。買付代金は最大164億円。

買付主体はカーライル傘下のグリーンホールディングス(ケイマン諸島)。日本アジア株の買付価格は1株600円で、TOB公表前日の終値342円に75.44%のプレミアムを加えた。買付予定数は2745万4480株、下限は所有割合66.67%に相当する1830万3000株に設定。12.56%を所有する筆頭株主の藍澤証券はTOBに応募する契約を交わした。買付期間は11月6日~12月21日。決済開始日は12月28日。公開買付代理人は野村証券。

カーライルはTOBが成立した場合、取得した日本アジア株のすべて(164億円相当)を現金205億円と引き換えに、日本アジア傘下で航空測量大手の国際航業(東京都千代田区)の株式80%、再生可能エネルギー事業を手がけるJAG国際エナジー(同)の株式70%をそれぞれ取得する予定。

日本アジアは現会長兼社長の山下氏など2者を引受先とする第三者割当増資を行うことで、山下氏など2者が日本アジアの全株式を所有する。

日本アジアの前身は1988年に不動産売買・仲介会社として設立した日星地所。2004年に東証マザーズに上場し、2015年には東証1部に上場した。2012年に国際航業ホールディングス(現国際航業)を子会社化した。

追記事項

2021/2/10
日本アジアグループがTOB不成立を発表。

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No. 開示日 買い手 対象企業・事業 売り手 業種 ▽ スキーム ▽ 取引総額(百万円) ▽ タイトル
1
2018年2月14日
(株)ザクティホールディングス
DI 投資組合、投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズ IV号・適格機関投資家間転売制限付分除外少人数投資家向け、AP Cayman Partners II, L.P.、Japan Ireland Investment Partners Unlimited Company、DI 投資組合、その他個人株主5名
2,626
2
2017年2月14日
明治コンサルタント(株)(新:承継会社)
明治コンサルタント(株)(旧:分割会社)
350
3
2016年12月22日
おきなわ証券(株)
1,190
4
2016年10月27日
Liu Xiaoxi氏
Japan Asia Securities Limited
247
5
2012年7月30日
多摩証券(株)
鈴木瑞哉氏(多摩証券(株)取締役社長)、その他個人株主11名
非公表
6
2010年4月20日
Japan Asia Securities Limited、Japan Asia Asset Management Limited、 Japan Asia Nominees Limited
Japan Asia Holdings Limited
460

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